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2023.08.28 Mon

3種のトニックウォーターでさらに広がるジントニックの世界トニックウォーターの味わいから、スパイス、コーヒー、薔薇を合わせる3種類のジントニック。

石垣 忍さん(Bar 石の華/東京・渋谷)
PR:アサヒビール株式会社

2005年に誕生し、今では世界80か国以上で販売されているイギリス生まれのプレミアムミキサー『フィーバーツリー』。世界中から厳選した植物由来の成分を使った上質なトニックウォーターは、カクテル素材としてだけでなく、そのままソフトドリンクとしても愉しめる。ジントニックを構成する液体の約3/4をミキサーが占めるなら、そこにも「最上のこだわり」を持ちたいもの。
今回は「プレミアム」「メディタレーニアン」「エルダーフラワー」という3種のトニックウォーターを使い、3人のトップバーテンダーがそれぞれの味わいが映えるジントニックを提案する。
1人目は、東京・渋谷「Bar 石の華」の石垣 忍さんである。


3種のフィーバーツリーについて「そのお店オリジナルのメニュー開発につながる可能性を存分に秘めている」と語る石垣さん。 

プレミアム トニックウォーター × 「ジン&トニック」

 

王道の「プレミアム」でつくるジントニックは、カルダモンで極上の爽やかさ
 

「Bar 石の華」オーナーバーテンダーの石垣 忍さんは、『フィーバーツリー』が日本初上陸を果たした2012年から、「プレミアム トニックウォーター」を使い続けている。コンゴ民主共和国のキナ由来の成分、メキシコのビターオレンジを使ったコクのある苦味が特徴だ。

出会いは、石垣さんがロンドンへ遠征したときのこと。現地で初めて味わい、衝撃を受けるほど感激した。日本入荷が始まったと同時に、自分のバーのトニックウォーターをすべて『フィーバーツリー』に切り替えたのだった。

「味のバランスが秀逸なんです。原料を厳選していて、トニックウォーターの本質である苦味がしっかり感じられて、輪郭がはっきりしています。複雑味があって飲みごたえを満たしてくれるんですね。さらに、ジンに限らず、ラム、テキーラ、ウイスキー、ブランデーなどとのベーススピリッツにも合います。これってすごいことです。シンプルなロングカクテルのバイプレーヤーとして最高ですね」

バーの顔ともいえるジントニックは、王道の「プレミアム トニックウォーター」を用い、心地よくリフレッシュできる一杯を目指している。
そこで登場するのが、「スパイスの女王」とも称されるカルダモンのパウダーだ。清涼感と甘くエキゾチックな香り、柑橘のようなニュアンスも持ち合わせる。

「カルダモンのフレーバーを合わせることで、ジンが苦手な方でもジントニックの世界観を損なわずにエレガントでリフレッシュできる味わいに持っていけます」


カルダモンパウダーを入れることで、爽やかな香気が格段にアップ!口中に唾液がどんどん出てくるようなジューシーさ。

「ジン&トニック」
〈レシピ〉
・ジン  30ml
・フィーバーツリー プレミアム トニックウォーター 90ml
・ライムジュース 1tsp
・カルダモンパウダー 少々
・ライムスライス
〈つくり方〉
①グラスにライムジュース、ジン、カルダモンパウダー、氷を入れてステアする。
②フィーバーツリー プレミアム トニックウォーターを注ぎ、軽くステアし、ライムスライスを入れる。


「ジン&トニック」のカクテルメイキング動画はこちら 

メディタレーニアントニックウォーター ×「コーヒーフレーバー ジン&トニック」

 

ハーブ香る「メディタレーニアン」は、コーヒーやオレンジと抜群の相性
 

ブルーのラベルが涼やかな「メディタレーニアントニックウォーター」は、コンゴ共和国のキナ由来の成分の他、地中海地方のシトラスとハーブのエッセンシャルオイルを使用したトニックウォーター。 ローズマリーやタイムのアロマが広がる。
石垣さんは、その味わいの特徴をこう語る。

「プレミアム トニックウォーターに比べるとハーブのフレーバーがしっかり感じられ、清涼感が漂います。酸味の輪郭がはっきりしているので、余計な酸味を加えずともカクテルが成立しますね。甘味も過剰ではなく引き締まった感じ。オレンジやタイム、コーヒーとの相性は抜群です」

石垣さんが提案するのは、コーヒー豆を漬け込んでアロマを移したビーフィーター ジン。今回は、コーヒーの名産地であるグアテマラ・ハラパで生産されたリキッドアンバーを使用。コクと甘い後味が感じられる豆である。

「極シンプルな材料でも、トニックウォーターによってジンが持つオレンジの風味が引き出され、格段にコーヒーと相乗するように。相手を選ぶトニックウォーターですが、その分、相性が合致したときの威力は圧倒的です」

香ばしいコーヒーのアロマに癒される。ハーブ、コーヒー、オレンジという好相性の素材を組み合わせて間違いのない味わいに。

「コーヒーフレーバー ジン&トニック」
〈レシピ〉
・ジン(コーヒー豆を漬け込んだもの)  30ml
・フィーバーツリー メディタレーニアントニックウォーター 90ml
・オレンジスライス
〈つくり方〉
①グラスにジンと氷を入れてステアする。
②フィーバーツリー メディタレーニアントニックウォーターを注ぎ、軽くステアし、オレンジスライスを入れる。


「コーヒーフレーバー ジン&トニック」のカクテルメイキング動画はこちら 

エルダーフラワートニックウォーター ×「ローズフレーバー ジン&トニック」

 

上品な「エルダーフラワー」に薔薇の花のアロマでいっそう華やかに
 

爽やかなグリーンのラベルの「エルダーフラワートニックウォーター」は、コンゴ民主共和国のキナ由来の成分の他、手摘みした英国産のエルダーフラワーから抽出したエッセンシャルオイルをブレンド。フルーティーで爽やかな味わいが特徴である。

「エルダーフラワーというと従来はリキュールで使うことが多かったのですが、トニックに入っていることで、リキュールやシロップの役割も担ってくれます。フルーティーで甘すぎない飲み口もいいですね。薔薇やラベンダーといった花のアロマとすごく相性がいいんです。考えてみれば花同士ですからごく自然なことですね」

石垣さんが使うのは、生産者から直接取り寄せる食用の薔薇。人工的につくられた香りではなく、ナチュラルなやさしいアロマが広がり、澄んだ色味も美しい。

これら、3種類のトニックウォーターを使い分けて石垣さんはこう語る。

「どのスピリッツにも合い、相手を引き立てるプレミアム トニックウォーターに対し、メディタレーニアンやエルダーフラワーは相性のいい素材をより際立たせます。お客様を満足させ続けるためには、新しいカクテル開発を怠らず、日々の工夫や修練が欠かせません。メディタレーニアンやエルダーフラワーは、バーテンダーのカクテル開発における知的好奇心を満たしてくれる素材です。使わない手はありません」

食用の薔薇の色を抽出した透明感のある水色(すいしょく)がエレガント。目でも愉しめ、香りも華やか。

「ローズフレーバー ジン&トニック」
〈レシピ〉
・ジン(食用の薔薇の花びらを漬け込んだもの)  30ml
・フィーバーツリー エルダーフラワートニックウォーター 90ml
〈つくり方〉
①グラスにジンと氷を入れてステアする。
②フィーバーツリー エルダーフラワートニックウォーターを注ぎ、軽くステアする。

「ローズフレーバー ジン&トニック」のカクテルメイキング動画はこちら

[石垣 忍(いしがき しのぶ) プロフィール]
1973年、東京生まれ。老舗のすき焼き店、渋谷「松木家」併設のバーに勤めていた2002年、日本バーテンダー協会(NBA)主催「第29回全国バーテンダー技能競技大会」で総合優勝。2003年に「Bar 石の華」を開く。2005年、イタリア・トリノで開催された国際バーテンダー協会(IBA)公認の世界大会に日本代表として出場し、シニア部門で優勝。世界一となり、「第40回 BACARDI MARTINI GRANPRIX 2005」にて大会史上初、東洋人優勝を飾る。国際的な美術展等でのイメージカクテルの考案、漫画『まどろみバーメイド』(芳文社)の監修、You Tubeでのカクテルメイキングの発信など多方面で活躍。自身の店の開店以来、毎月、季節の素材を用いた新作カクテルを創り続けている。

[Bar 石の華]
東京都渋谷区渋谷3-6-2 第2矢木ビル B1F
Tel:03-5485-8405
HP:https://ishinohana.com/


インタビュー・文 沼 由美子
ライター、編集者。醸造酒、蒸留酒を共に愛しており、バー巡りがライフワーク。著書に『オンナひとり、ときどきふたり飲み』(交通新聞社)。取材・執筆に『EST! カクテルブック』『読本 本格焼酎。』、編集に『神林先生の浅草案内(未完)』(ともにプレジデント社)などがある。


輸入者:アサヒビール株式会社


   

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