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バーをこよなく愛すバーファンのための WEB マガジン

2023.03.3 Fri

Woodford Reserve Signature Cocktails優しい口当たりに癒される
リンゴのホットウイスキートディ

小栗 絵里加さん / Bar Algernon Sinfonia

PR:ブラウンフォーマンジャパン

15人の女性バーテンダーに訊く、バーテンダーストーリーとシグネチャーカクテル

2022年 バータイムズは、20人のトップバーテンダーがつくるウッドフォードリザーブのオールドファッションドをご紹介する「Old Fashioned Original Cocktail」を実施。大きな反響をいただきました。第二弾となる2023年は、オールドファッションドに限定せず、それぞれの個性を活かしたシグネチャーカクテルをテーマとした企画「Woodford Reserve Signature Cocktails」を展開いたします。さらに、本企画では、ウッドフォードリザーブがブランドテーマに掲げる〈女性の活躍〉に関連して、15人の女性バーテンダーのストーリーに注目します。カクテルについてだけでなく、バーテンダーという仕事を選んだきっかけ、その魅力や難しさ、これからの目標など、バーテンダーとしてのストーリーもじっくりとお訊きします。


何事ものめり込むタイプで手を抜けない


「ベストボディ・ジャパン」というコンテストがある。健康的な引き締まった身体、表現力、身のこなし、そして知性や品格などを競う大会だ。2022年、静岡大会のマッスル&フィットネスモデル部門で小栗さんがグランプリを獲った時、彼女を知っている人なら深く頷いたに違いない。「やっぱり、1位になるまで諦めなかった」と。北海道から芸能活動のために上京し、レストランウェディングでアルバイトをしていた小栗さんはカクテルの勉強をするため渋谷のバーに入店した。それまでオーセンティックなバーへ行ったことがなく、テレビや映画で見るような遠い存在に感じていたという。やがてタレントを引退するタイミングでバーテンダーも辞め、地元に帰ろうと考えていた。

「店長に相談したら、頑張ってくれているし社員にならないかと声をかけてくださって。それから本格的にバーテンダーの道に進もうと決心しました。オーディションや撮影が入って、急な休みや早退でご迷惑をおかけしていたので、カウンターに立つ時はしっかりと仕事をこなさなきゃと必死だったのが認められたのかもしれません」

7年ほど在籍した後、三軒茶屋と池袋のバーに勤めて赤坂で独立。カクテルコンペティションやベネンシアドールの認定試験でトップの成績を収めているが、それも先のコンテストと同じく涙ぐましい努力の証だ。何事ものめり込むタイプで手を抜けない、というのも分かる。それが営業中の接客にも表れている。


お客さまに育てられて成長できた


「良いため息と、悪いため息をカウンターで感じるんです。前者はお酒をひと口飲んだ時の“美味しい”というもの、後者はお酒が出てくる前に仕事などで疲れ切って思わず出てしまうもの。毎日いろいろなお客さまがお見えになりますが、いらした時より足取り軽く、良いため息に変えられるように私自身が元気でいなくちゃと思っています」

常連客のためにサプライズを仕掛けたり、身体を動かすことが好きだと聞けばプロテインカクテルを提供したり。人を喜ばせ、楽しませることが心底好きなのだろう。それはもともと芸能の世界にいたからだけでなく、お客への恩返しでもある。

「もしかしてバーテンダーに向いていないのではと悩んでいた頃、『おつりは要らないから、営業後にこのお金でカクテルの練習を』と常連のお客さまが応援してくださいました。よく召し上がっていたホワイトレディを何度も練習しました。試飲していただくと『上達してるね』と。お客さまに育てられて成長できたという実感があります」

その笑顔を見れば、感謝と気概に満ちた様子が伝わってくる。これからも形にとらわれず、カクテル味のプロテイン開発など新しいことに挑戦したいという小栗さん。ウッドフォードリザーブを使って、どのようなカクテルを創作したのだろうか。

小栗 絵里加さんにとって、ウッドフォードリザーブとは

「上品なものからワイルドな味わいのものまで幅広く、好みで使い分けることができるアメリカンウイスキー。ウッドフォードリザーブはまろやかでクセがなく、カクテルに馴染みやすいですね。当店のバーボンカクテルのベースには、すべてウッドフォードリザーブを使用しています。1杯目には季節を問わずハイボール、夏にはミントジュレップをご注文いただくことが多く、お客さまにとっても身近な存在なのではないでしょうか。私はウイスキーサワーが好きでお客さまにもお勧めしますが、ウッドフォードリザーブの柔らかさと卵白によるフワッとしたテクスチャーが相まってとても好評です。ほかにマンハッタン、ブルヴァルディエがよく出ますね。バーボンカクテルはウイスキーが苦手な方でもチャレンジしやすいとはいえアルコール度数がやや高いので、飲みやすいレシピを考案していきたいです」

小栗 絵里加さんのウッドフォードリザーブ シグネチャーカクテル

ウイスキーに砂糖とお湯を加えてつくる「ホットウイスキートディ」をほんのり甘く、スパイシーに。スタンダードレシピに入るレモン、クローブ、シナモン以外のフルーツやスパイスを用いた複雑な風味が口の中に広がっていく。

「朝ドラ『マッサン』に登場したからか、ここ数年は冬にホットウイスキートディをご注文いただくことが増えました。寒い日に身体が温まるカクテルを作りたいと考えた時に、まず思い浮かんだのがジンジャー。相性の良い蜂蜜以外に、ナツメグ、シナモン、クローブ、カルダモンを合わせた自家製ハニージンジャーをつくりました。もうひとつ、ほっとひと息つけるような素材としてフレッシュのりんごジュースにダークラム、砂糖、レモン、シナモンを加えたアップルパイシロップを。この2つを試しに混ぜてみたら美味しかったので、ホットトディに入れました」

たっぷり効かせたスパイスが不意にピリッと刺激するものの、疲れた時に癒されそうな柔らかく優しい口当たり。凍える夜の一杯目に頼めば手を温め、締めに飲めば再び寒い外へ出ていくエネルギーを与えてくれるだろう。

Apple Hot Toddy
〈レシピ〉
・ウッドフォードリザーブ 30ml
・自家製ハニージンジャー 10ml
・自家製アップルパイシロップ 10ml
・レモンジュース 10ml
・お湯 適量
・ドライアップル(ガーニッシュ)
・シナモンスティック(ガーニッシュ)
〈つくり方〉
材料をグラスに入れて、ステアする。
ガーニッシュを添える。



小栗 絵里加さんのカクテルメイキング動画


小栗 絵里加(おぐり・えりか)
北海道札幌市出身。音大でバイオリニストとしてバンド活動をしていた際にスカウトされ、芸能活動を始める。上京後、20代前半で出会ったバーの仕事に魅了され、本格的にバーテンダーの道へ。

2016年に「ラ メゾン コアントロー」準グランプリ、
2017年に「なでしこカップ
」グランプリ、2018年には「テシグナル カクテルコンペティション」グランプリ、「最優秀ベネンシアドール」と立て続けに受賞する。その後も「マルガリータ オブ ザ イヤー」チーム戦のグランプリやボトルカクテルの監修など、幅広く活躍。ここ数年の趣味は筋トレで、2022年には「ベストボディ・ジャパン マッスル&フィットネスモデル」の静岡大会でグランプリを獲得した。バーテンダー歴約15年、「Bar Algernon Sinfonia(バー アルジャーノンシンフォニア)」オーナーバーテンダー
。


インタビュー・文 いしかわあさこ
東京都出身。ウイスキー専門誌の編集を経て、現在はバーライターとして活動している。世界のバーとカクテルトレンドを発信するWEBマガジン『DRINK PLANET』などに寄稿。編・著書に『The Art of Advanced Cocktail 最先端カクテルの技術』『Standard Cocktails With a Twist スタンダードカクテルの再構築』(旭屋出版)『重鎮バーテンダーが紡ぐスタンダードカクテル』『バーへいこう』『ジン カクテル』(スタジオタッククリエイティブ)がある。愛犬の名前は「カリラ」。


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ウッドフォードリザーブはこちらのオンラインストアでもお取り扱いしております。



   

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