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バーをこよなく愛すバーファンのための WEB マガジン

2024.02.14 Wed

「Moon Shine Cocktail Competition 2023」優勝者インタビュー新設ウイスキー蒸留所「Distillery Water Dragon」カクテルコンペティション優勝者に訊く、ニューメイク(熟成を経ていない蒸留したての原酒)とジンの魅力。

大島 創さん(東京エディション虎ノ門 Lobby Bar)

PR:Whiskey&Co.株式会社

静岡県三島市初のウイスキー蒸留所として、2023年8月にグランドオープンした「Distillery Water Dragon(ディスティラリーウォータードラゴン)」。2023年12月、同社主催のカクテルコンペティション「Moon Shine Cocktail Competition 2023」が開催された。審査は、バーボンスタイルウイスキーのニューメイク「Moon Shine」とジン「Water Dragon Spirits」を用い、2種類のカクテルで採点される。初代優勝者の大島 創さんにスピリッツの魅力と優勝カクテルについて話を訊いた。


初代優勝者に輝いたバーテンダー、東京エディション虎ノ門「Lobby Bar」の大島 創さん。静岡県三島市出身とあり、コンペティションには人一倍熱い想いで望んだ。

生まれたてのウイスキー「ニューメイク」カクテルの可能性を探る画期的コンペティション

「Moon Shine Cocktail Competition 2023」は、これまでにない画期的なカクテルコンぺティションである。その特異性は、審査対象となるカクテルは2種類のうちの1種類は、静岡県三島市の蒸留所「Distillery Water Dragon」で造られたばかりのウイスキー原酒、いわゆるニューメイクを使うことにある。そもそも大会名の「Moon Shine」とは、アメリカ禁酒法時代、月明かりで密造をしていたウイスキー原酒を指す言葉で、今もバーボンウイスキーのニューメイクの呼称として使われている。

Japanese“Bourbon Whiskey”Styleを標榜する同社では、その魅力を日本から世界に発信するために、「アメリカンウイスキー」を使用するレシピの多いウイスキーカクテルの可能性に注目。今大会の開催に至ったというわけである。

初代優勝を果たした、東京エディション虎ノ門「Lobby Bar」の大島 創さんは、大会に参加した理由をこう語る。

「僕自身、三島市の出身であることが大きく、地元に新しくできた蒸溜所の存在にも以前から注目していました。三島は本当に水がきれいで、水道からそのままでもおいしい水が出てきます。富士山を間近に見られる風景も美しい。おいしい鰻屋も、素敵なバーもたくさんあります。自分が生まれ育ってきた三島市の魅力をカクテルで表現したく、ぜひ挑戦しようと思いました」

また、東京エディション虎ノ門「Lobby Bar」という海外からのゲストを多く迎えるバーに日々立っていることも理由の一つだった。

「カクテルが数多ある中でも、オールドファッションドやマンハッタンに代表されるようなアメリカンウイスキーをベースに使用することの多いカクテルを、日本のウイスキーに置き換えてつくってほしい、というリクエストがとても多いんです。そこに応えられるベーススピリッツになりうる可能性も感じました」

ニューメイク「Moon Shine」誕生の祝福・可能性を表現した優勝カクテル

「新しいウイスキーの誕生、第一回目となるコンペティションの開催を踏まえ『祝福』を表現したこちらのカクテルのテーマは ”月” です。月といえば、三島市には、かぐや姫のモデルとなったと伝わるコノハナサクヤヒメを祀る浅間神社がございます。月から連想される地元の材料で構築し、竹取物語のようにストーリー仕立てに創作いたしました。コノハナサクヤヒメは酒造繁栄の女神でもあり、さらに”桜” の語源となったとも言われております。このカクテルは材料に桜を一切使用することなく、桜の味わいを再現したカクテルです。このサプライズを、私からの”祝福”とさせていただきました」

ニューメイクの可能性も気になるところだ。

「熟成していないからこそ、骨太な味わいであり、カクテルに仕上げてもしっかりとしたコシがあります。他のムーンシャインと比べてもメローな仕上がりですので、ウイスキーカクテル以外にもウォッカやジンベースのカクテルのベーススピリッツとしても使えるように感じました。近年世界中で人気が高いエスプレッソマティーニとも相性抜群でした。汎用性が高い使い方ができると感じています」

Never Get Old


[材料]
・Moon Shine:30ml
・金木犀インフュージョンリレブラン(*1):10ml
・甘酒オルジェーミックス(*2):40ml
・コケモモシュラブ(*3):10ml
・三島市の湧水(チェイサー):適量
・桜の花(デコレーション)

(*1)金木犀インフィージョンリレブラン:アペリティフワイン「リレブラン」100mlに乾燥させた金木犀1gを常温で1日漬ける。(*2)甘酒オルジェーミックス:甘酒120mlにアーモンドシロップ40ml、リンゴジュース80ml、バニラエッセンス2dashを合わせる。(*3)コケモモシュラブ:リンゴンベリー(コケモモ)ジャム50g、シェリービネガー30ml、リンゴジュース20ml、乳酸1dashを合わせる。

[つくり方]
1,シェイカーにすべての材料を入れ、シェイクする。
2.ストレーナーで濾しながらグラスに注ぐ。三島市の湧水を添え、桜の花を飾る。


「ニューメイクはカクテルに活かせる可能性が高い」と語る大島さん。東京エディション虎ノ門「Lobby Bar」では、海外のゲストから日本のスピリッツを使うカクテルをリクエストされることも多く、新しい提案にもつながりそうだ。

 2つ目の優勝カクテルは、ジン「Water Dragon Spirits」で水の街の風景を表現

「三島市を流れる源兵衛川では、初夏が訪れると川辺に蛍が飛び交います。こちらのカクテルでは、”水” をテーマに、川辺に舞う蛍と水面に映る月明かりを表現いたしました。蛍の飛び交う初夏を代表する甘夏の皮をボタニカルとして使用するジンのフレーバーを活かしながら、三島市の特産品でもあるトマトの甘味や旨味を融合させました。その一方で、蛍が飛び交う景色、きれいな水の街の環境を守りたいという考えから、昨今のサステナブルな材料を作る取り組みへの問いかけも込めています。捨てるはずの材料を再利用することそのものが目的やゴールとなり、その先にある守りたいもの、繋いでいきたいものという本質を見失っている人も少なくないように感じています。私にとっての三島市の景色のように、皆さんにとっての大切な守りたいものを今一度見つめ直すきっかけになればと思い、このカクテルで表現いたしました」

The Scenery


[材料]
・Water Dragon Spirits:40ml
・クリアトマトコーディアル(*1):30ml
・フェイクライムソリューション(*2):10ml
・イエローチェリートマトのピクルス:1個
・ヤマツ葉生姜の葉(デコレーション)
・金箔(デコレーション)

(*1)クリアトマトコーディアル:トマト150gをミキサーにかけたもの、シンプルシロップ60ml、ベルガモットリキュール20ml、レモンジュース10ml、塩ひとつまみを合わせて冷凍庫で一晩凍らせる。-1℃で解凍し、溶けだした液体を回収する。(*2)フェイクライムソリューション:クエン酸8g、リンゴ酸6g、酒石酸0.2g、コハク酸0.06gを三島市の湧水200mlで割る。

[つくり方]
1.グラスに氷を入れて冷やしておく。ミキシンググラスに氷、Water Dragon Spirits、クリアトマトコーディアル、フェイクライムソリューションを入れ、ステアする。
2.グラスの氷を捨て、1を注ぐ。イエローチェリートマトのピクルスを入れる。
3.皿にヤマツ葉生姜の葉を敷いてグラスを飾る。

大島 創(おおしま はじめ)

1991年生まれ、静岡県三島市出身。大学在学中に湘南でバーテンダーのアルバイトを始める。バーテンダーの世界に興味を持ち、銀座、ホテルバーなどのアルバイトを経て、大学卒業と同時に本格的にバーテンダーの道に進む。テキーラマエストロ、ラムコンシェルジュ、JSA日本酒ソムリエ、CCAシガーマネージャー、CRTテキーラ規制委員会などの資格を取得。結婚式場での創作カクテルの提供や、レシピ開発などで経験を積む。
2023年より「東京エディション虎ノ門」の「Lobby Bar」にてバーテンダーとして勤務。ロンサカパカクテルコンペティション2017ファイナリスト。ディアジオワールドクラス2021 Top50。


Whiskey&Co.株式会社
クラフト・スピリッツの製造・販売を中心とした、地方創生・リブランディング、および酒類を中心としたブランドコンサルティングを行っています。アメリカ由来の“Bourbon Whiskey”から学んだJapanese”Bourbon Whiskey”Styleを目指し、日本でのバーボンスタイルウイスキー製造に挑戦。「Playful!!!」(アソビゴコロ)を大切に、ウイスキーづくりを通した地域活性やブランドづくりの“体験”を提供していきます。
東京都渋谷区神宮前2-13-18 木村ビル2F
◎コーポレートサイト(一部準備中):https://whiskey.co.jp/
◎LINE:https://lin.ee/8RERYYM
◎X(Twitter):https://twitter.com/Whiskey_and_Co
◎Instagram:https://www.instagram.com/whiskey_and_co.ltd/


2024年2月13日(火)より、当社初のウイスキー販売である、バーボンスタイルウイスキー樽詰め前の原酒 「Distillery Water Dragon’s “ Moon Shine(ムーンシャイン)”」限定300本の先行予約を開始、2月24日(土)より発送、蒸留所での販売を開始します。

商品概要
◎生産本数:限定500本(シリアルナンバー入り)
◎容量:375ml
◎マッシュビル(原材料比):(コーン:ライ麦:モルト=67:20:13)
◎アルコール度数:62.5%
◎価格:税込 3,404円/(ミシマシ:三島市)

購入方法 (おひとり様1本限り)
通常は蒸留所見学ツアーでしか味わえない「Distillery Water Dragon’s “Moon Shine”」を数量限定で販売します。
トークンkey3を1,000トークン以上をお持ちの方は、FiNANCiEにて展開のkey3ホルダー様専用ECサイトより先行予約いただけます。
購入ページURL:https://whiskeyandco.stores.jp/
※パスワードはFiNANCiEのフィード「【特典情報】1,000トークン以上」に公開されております。

Whiskey&Co.社トークン「key3」について
当社が、株式会社フィナンシェのプラットフォームを活用して2022年10月より発行するトークンが「key3」です。三島市内限定での販売を原則とするWhiskey&Co.社のウイスキーを、唯一ECで購入可能な手段として「key3」の保有を条件とし、トークンホルダーとコミュニティの拡大を進めています。

※key3 プロジェクトページはこちら
https://financie.jp/users/whiskey_and_co


東京エディション虎ノ門 Lobby Bar
「Lobby Bar」は開放的かつプライベートな空間で、ゲストやローカルたちがオーダーメイドのカクテルやユニークなセレクションのスピリッツ、そしてアフタヌーンティーを楽しめる、都会の新しい社交場です。イアン・シュレーガーによる「空中のジャングル」のコンセプトを基に隈研吾がデザインしたロビーは、高層階にありながら緑が溢れ、天井まで届く窓から東京湾と東京タワーを見渡す美しい景観を望み、一度訪れると忘れられない印象的なロケーションになっています。
東京都港区虎ノ門4-1-1 東京エディション虎ノ門 31F
Tel:03-5422-1630
・HP: lobbybar.toranomonedition.com


インタビュー・文 沼 由美子
ライター、編集者。醸造酒、蒸留酒を共に愛しており、バー巡りがライフワーク。著書に『オンナひとり、ときどきふたり飲み』(交通新聞社)。取材・執筆に『EST! カクテルブック』『読本 本格焼酎。』、編集に『神林先生の浅草案内(未完)』(ともにプレジデント社)などがある。

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