fbpx

バーをこよなく愛すバーファンのための WEB マガジン

2022.05.27 Fri

ホイッスルピッグでつくるClassic & Originalカクテル
世界最多の賞を獲得するライ・ウイスキー「ホイッスルピッグ」でつくる、チルなカクテル。

ホイッスルピッグ 10年 × Bar LIBRE 清崎雄二郎

アメリカ最大の出品数を誇る「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション2017」にて、最優秀ウイスキー(Best in Show)の称号を獲得したライ・ウイスキー「ホイッスルピッグ」。世界で最も多くの賞を獲得しているライ・ウイスキーである。
蒸留所の設立は2007年。ライ・ウイスキーの可能性にかけた伝説のマスター・ディスティラー(蒸留責任者)、デイヴ・ピッカレルが率いるチームによって生み出された。今回、東京・池袋「Bar LIBRE」オーナーバーテンダー・清崎雄二郎さんに、ホイッスルピッグの原点ともいえる「10年 スモールバッチ・ライ」を使って、クラシックカクテルとオリジナルカクテルの2種を考案してもらった。


「ホイッスルピッグ 10年 スモールバッチ・ライ」は、複雑で深味のあるブランドの原点「ホイッスルピッグ」の蒸留所があるのは、アメリカ・バーモント州ショアハムの広大でのどかな農場の中。ライ・ウイスキーのよいところを大切に守り、無駄なものは排除し、ウイスキーのために革新を続けることが理念だ。その味わいのよさは、数々の賞を獲得してきたことからも伺い知れ、「ホイッスルピッグ 10年 スモールバッチ・ライ」については、権威ある全米のワイン専門誌「ワイン・エンシュージアスト」で96点という高得点を獲得するなど、ライ・ウイスキーの歴史を変えたともされる。


複雑味とボディ感があって、副材料の酸味との相性が秀逸!

今回、カクテルを考案した、池袋「Bar LIBRE」オーナーバーテンダー・清崎雄二郎さんに、味わいの第一印象を訊いた。

「熟成年数が長いせいか、ライ・ウイスキーの特徴がよく出ていますね。アルコール度数50%と高く、カクテルに向いていると感じました。とくに、マンハッタンやオールドファッションドに合う可能性を感じます。複雑味があってボディ感もある。かすかな塩気とストンと落ちるような甘さも広がります。ほかのウイスキーと比べて、副素材の酸味と合わせた時のバランスが秀逸です。ソーダ割りにするととても爽やかに飲めて、どなたでも楽しめるのではないでしょうか。ロックでも水割りでも、軽やかな口当たりで楽しめるのが特長ですね。いい意味で主張しすぎないことも、ライ・ウイスキーらしい個性です」

「ホイッスルピッグ」の厚いボディ感を活かし、果実やビターズと合わせて安らぎの味わいに

今回、クラシックカクテルとオリジナルカクテルをテーマに、2つのカクテルを考案してもらった。
まずは、厚いボディ感と心地よい苦味、薬草の爽やかさも感じられるカクテル『チルアウト』について訊いてみよう。

「クラシックカクテルの『オールドパル』のツイストです。ホイッスルピッグ 10年がベルモットとの相性がとてもよいことに想を得ました。本来は、ドライベルモットを使うのですが、“オールド・カンパリ”といわれる、甘味があってライ・ウイスキーの味をさらに引き上げるグラン クラシコ ビターを採用しました。対照的な味わいのウイスキー、アードベッグを加えることでホイッスルピッグの存在感がより引き立ちます。甘くて苦味があり、仕事終わりの一杯に。レモンの風味がチルタイムを彩ってくれますよ」

パイナップルの酸味、ホイッスルピッグのボディ感、ハーブの清涼感が立体感を生む、夏のオールドファッションド

続いて2つ目。ローズマリーの香気が駆け抜け、パイナップルの酸味が爽やかな『サマーファッションド』についてはこう語る。

「“夏に飲みたくなるオールドファッションド”をイメージして、ツイストしました。フルーティーでありながら酸味を感じます。ホイッスルピッグが酸味との相性が抜群なので、そこにハーブを加えてより立体的な味わいに。フルーツとハーブは相性がいいし、材料の要素に入っているバニラ、クローブ、ローズマリーも鉄板の相性なんです。今の時代に合ったオールドファッションドを愉しんでください」


 

クラシックカクテル『チルタイム』

【レシピ】
・ホイッスルピッグ 10年 スモールバッチ・ライ:20ml
・カルパノ プント エ メス(ベルモット):20ml
・グラン クラシコ ビター(ハーブリキュール):20ml
・アードベッグ10年:2dash
・ボブスビターズ サンセット:2 dash
・レモンピール:1片
・レモンスライス(ドライ):1枚
・南天の葉

【つくり方】
1.ミキシンググラスに氷を入れ、水を注いでステアし、ストレーナーを付けて水を捨てる。
2.1に、ホイッスルピッグ 10年 スモールバッチ・ライ、カルパノ プント エ メス、グラン クラシコ ビター、アードベッグ10年、ボブズビターズ サンセットを入れて30回ほどステアし、グラスに注ぐ。
3.レモンピールを振りかけ、カクテルにレモンスライスを浮かべて、南天の葉を飾る。


オリジナルカクテル『サマーファッションド』

【レシピ】
・ホイッスルピッグ 10年 スモールバッチ・ライ:30ml
・自家製パイナップルシュラブ(*):30ml
・バニラシロップ:5ml
・ライムジュース:5ml
・ボブズビターズ アボッツ:2dash
・ローズマリー(枝からほぐしておく):1/2枝
・エディブルフラワー

(*)自家製パイナップルシュラブのつくり方
ジューサーなどで果汁を搾ったパイナップルの芯や皮を生かしたビネガーシロップ。
パイナップル1個分の皮や芯を、同じ重量のリンゴ酢に入れ、カルダモン4粒、シナモン1本、ローズマリー4枝、スターアニス1個と共に常温で1晩浸ける。コーヒーフィルターで濾し、液体の半分の重量の和三盆を加える。

【つくり方】
1.シェーカーにローズマリー、バニラシロップを入れ、マドル(潰して混ぜる)し、残りの材料すべてを入れてシェイクする。
2.ロックグラスに氷を入れ、バーズネスト(茶こし)を当てながらグラスに注ぐ。
3.ローズマリーとエディブルフラワーを飾る。


清崎雄二郎(きよさき ゆうじろう)
1978年、熊本県生まれ。東京ドームホテルのメインバー「BAR2000」の立ち上げに携わる。その後、神楽坂「喜えん」にて店長として立ち上げから10年バーテンダーとして携わり、2011年に自身の店、池袋「Bar LIBRE」を開店。2021年には会員制バー、池袋「NoLIMIT」を開く。「バカルディ・マルティニ・グランプリ世界大会2008」優勝、イタリア・トリノでの世界大会出場。2015年「ディアジオ ワールドクラス2015日本大会」ファイナリスト、シグネチャー部門優勝。2015年にフランスで開催した「ヘネシーミクソロジーコンペティション」に日本代表として出場し、世界大会優勝。その他、受賞多数。バーやレストランのコンサルティングやホテルスクールの講師も勤め、多岐にわたって活躍。

Bar LIBRE
―196℃の液体窒素やスモーキングマシンなどを使った新技法のカクテルや、旬のフレッシュフルーツカクテル、数々のコンペティション受賞などを愉しめる。ウイスキーやビールに合う料理も提供。シガーの用意もあり。
東京都豊島区西池袋3−25−8 相馬屋ビルB1F
Tel: 03-5956-6406


インタビュー・文 沼由美子
ライター、編集者。醸造酒、蒸留酒を共に愛しており、バー巡りがライフワーク。著書に『オンナひとり、ときどきふたり飲み』(交通新聞社)。取材・執筆に『読本 本格焼酎。』、編集に『神林先生の浅草案内(未完)』(ともにプレジデント社)などがある。


   

BAR TIMES INFORMATION

関連記事はこちら

PAGE TOP