操業から2年で閉鎖。60年の時を経て復活したスペイサイドの蒸溜所ベンリアック蒸溜所の歴史

 
1898年　ジョン・ダフによりベンリアック蒸溜所が設立される
国内外でウイスキーの冒険を続けてきたジョン・ダフは、蒸溜所を建設するならスペイサイド北部の旧「リアック」農場跡地の小高い丘、つまり「ベン」が最適だと判断したのです。

1900年　ベンリアック蒸溜所の閉鎖
ウイスキー業界を襲った連鎖倒産によりスコットランドの多くの蒸溜所が閉鎖され、ベンリアック蒸溜所も操業からわずか2年で閉鎖されました。

1965年　ウイスキーの製造を再開
1960年代、世界的にスコッチウイスキーの需要が高まり、休止していた蒸溜所が相次いで再開。ベンリアック蒸溜所も1898年当時の特徴や個性をそのままに再び稼働を始めました。

1994年　初のシングルモルトを発売
主にブレンデッドウイスキーに使用されていたベンリアックは、1994年に初のシングルモルトを発売。少量生産にとどまったものの、ここからベンリアックのフラッグシップ「ベンリアック シングルモルト10年」の歴史が始まりました。

1998年　3つのスタイルの原酒を模索
1990年代、ベンリアックは3回蒸溜を導入。以来、クラシックなノンピート原酒、ハイランドピート原酒、3回蒸溜原酒の3つのスタイルの原酒を生み出し、スペイサイド シングルモルトの可能性を追求し続けています。

2015年　グローバル ウイスキー ディスティラー オブ ザイヤーを受賞
世界的に有名なイギリスのウイスキー専門誌「ウイスキーマガジン」主催のアイコンズ オブ ウイスキーアワードにおいて、「グローバルウイスキーディスティラー オブ ザ イヤー」を受賞。

2017年　マスターブレンダーのレイチェル・バリー博士が就任
ウイスキーマガジンの主催する「ウイスキーの殿堂」にも名を連ね、世界的に著名なマスターブレンダーの一人であるレイチェル・バリー博士がベンリアック蒸溜所のマスターブレンダーに就任。

2020年 新ポートフォリオが誕生
ベンリアック蒸溜所は、2020年9月に新しいポートフォリオを発表。レイチェル・バリー博士が手がけた新シリーズは、ノーススペイサイド蒸溜所の最高峰として、世界のウイスキー愛好者に届けられています。
 

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