
2026.05.7 Thu
『ホイッスルピッグ』正規代理店・アンドスピリッツ株式会社より販売開始革新的ライウイスキー『ホイッスルピッグ』が日本で新章へ。ローンチイベントをレポート
BAR TIMES レポートPR:アンドスピリッツ株式会社
世界的に評価されるライウイスキー『ホイッスルピッグ』が、日本市場において新しいフェーズへと踏み出した。2026年4月20日より、アンドスピリッツ株式会社が新たな正規輸入代理店として販売を開始。これを記念したローンチイベントが開催され、ジャパンカントリーマネージャーの堀江健司さんと、アンドスピリッツ株式会社代表取締役の黒田亜衣さんがあらためてブランドの魅力を紐解いた。さらに、ジャパンブランドアンバサダーの西山圭さん(CRAFTROOM/大阪)がバーやカクテルでの活かし方についてレクチャーを行った。
『ホイッスルピッグ』は、2007年の蒸留所開設以来、ライウイスキーの可能性を切り拓いてきたブランドだ。かつてアメリカを代表するスピリッツでありながら、禁酒法以降、その地位と人気を大きく失ったライウイスキーに再び光を当ててきた。
「In Hog Heaven」をスローガンに、大胆な実験精神のもと、長期熟成や革新的なアプローチで新しいライウイスキーの価値を創造。ライウイスキーは、原料の51%以上がライ麦であることが条件とされるが、『ホイッスルピッグ』は「ほぼ100%」という贅沢な仕込みがされる。深いスパイシーさとリッチな甘味、複雑な熟成由来の風味で、素材の力強さを極限まで引き出し、世界のバーシーンで厚い支持を獲得してきた。
その革新性を体現するウイスキーが、日本における新たなパートナーのもと、本格展開を迎える。本イベントでは、単なる販売開始の発表にとどまらず、ブランドの哲学を振り返りながら、日本で販売する現状の全ラインナップのテイスティングを実施。ライウイスキーの魅力を再提示する場として、熱気に包まれた。
左より、ブランドアンバサダーの西山圭さん(CRAFTROOM/大阪)、黒田亜衣さん(アンドスピリッツ株式会社代表取締役)、ジャパンカントリーマネージャーに堀江健司さん。
会場ではまず、参加者の喉を潤す1杯として「PIGBALL(ピグボール)」が振る舞われた。好みの『ホイッスルピッグ』30mlを炭酸水で割ったもので、この日は『ホイッスルピッグ10年』を使用。10年の熟成を経ているというのに鮮烈なスパイシーさが駆け抜け、爽快感に満たされる。
『ホイッスルピッグ』のハイボールの呼び名は「PIGBALL(ピグボール)」。ほかのウイスキーにはないスパイシーさと爽快感を体験できる。
「ベースとなるスピリッツにパワーがあるので、これだけ寝かせても味わいがしっかり保たれるんです。飲むほどに癖になる味わいです。ハンバーガーやフライドポテト、タコス、ケイジャンチキンといったアメリカンフードとの相性は抜群。バーにおける提供価値を広げる要素となりますし、ステーキハウスのような業態においては、高価格帯のラインナップも含めた提案が可能だと思います」(西山さん)
「このハイボール飲んだ時に衝撃を受けました。これまでのハイボールとまったく違う印象で、別の飲み物のように感じたんです。これまでライウイスキーを飲んでこなかった方にこそ、一度味わっていただきたいです」(黒田さん)

続いて、現行ラインナップ4種類のテイスティングが行われる。
商品のほとんどがライ麦100%に近い高い割合で仕込まれているのが特徴で、冷涼な気候のもとで長期熟成。ライ特有の粗さや尖りを、時間をかけて丸みと複雑さへと昇華させている。
熟成には年輪が細かい高品質な樽を用いたり、複数樽によるフィニッシュを施すことで、風味の重層化にも取り組んでいる。こうした探究心が、各年代・シリーズごとの表情豊かな個性を生み出している。

商品名:ホイッスルピッグ 10年 スモールバッチ・ライ
大胆なスパイス感と力強い骨格を備えた『ホイッスルピッグ』のフラッグシップ
アルコール度数:50% 内容量:700ml 希望小売価格:8,800円(税込)
テイスティングノート
NOSE :オールスパイス、オレンジピール、アニス。焦がしたオーク樽、キャラメル。
TASTE :キャラメルやバニラを思わせる甘やかさに、ライ特有のスパイシーさと、爽やかなミントのニュアンスが心地よく続く。
FINISH:温かみのあるバタースコッチとキャラメルの長い余韻。
商品名:ホイッスルピッグ 12年 オールドワールド・ライ
3つの樽が奏でる熟成の交響曲。果実味とスパイスが幾重にも重なり、特別な食事とも調和する
アルコール度数:43% 内容量:700ml 希望小売価格:12,650円(税込)
テイスティングノート
NOSE :キャラメル、バニラ、デーツ、いちじく、焼きリンゴ
TASTE :ライ特有のスパイシーさに、アプリコットやプラムの熟した果実味。レーズンやデーツの濃厚な甘みが重なり、蜂蜜やキャラメルのコクが続く。
FINISH:ダークチョコレートのほろ苦さに、レーズンやプラムの深い甘み。キャラメルとバニラのまろやかさが重なるリッチで温かみのある余韻が長く続く。
商品名:ホイッスルピッグ 15年 エステートオーク・ライ
ホイッスルピッグが誇る独自のエステートオーク樽で仕上げた、重厚で気品ある一本
アルコール度数:46% 内容量:700ml 希望小売価格:22,000円(税込)
テイスティングノート
NOSE :重厚でリッチなキャラメル、バニラ、オークが主軸の香り。オールスパイスと焦がしたオレンジピールのほのかなアクセントが重なる。
TASTE :リッチでややクリーミー。たっぷりのバタースコッチと、シナモン、ナツメグ、クローブの風味に、レザーとほのかなタバコのニュアンスが重厚さを添える。
FINISH:非常に長くリッチな余韻。思わずもう一口誘われるような魅力を放つ。
商品名:ホイッスルピッグ ザ・ボスホッグ VIII –ラプラプ・パシフィック–
アメリカンオークで18年寝かせた原酒をセブ島南西の小さな島だけで造られるラム酒樽で追加熟成させた限定品
アルコール度数:52.4% 内容量:700ml 希望小売価格:88,000円(税込)
テイスティングノート
NOSE :リッチなバニラ、フレッシュなバナナや積み立てのレモン、糖蜜の甘くて繊細な香りが続く。
TASTE :挽きたてのシナモンの豊かな風味に、柑橘やバタースコッチ、軽やかなトフィーノノートが続く。
FINISH:革、ブラウンシュガー、ナツメグ、オールスパイスの余韻が、ライ特有の黒胡椒のスパイシーさとともに長く続く。
西山さんに『ホイッスルピッグ』の立ち位置について訊くと、「これこそがザ・ライウイスキーといえる存在感です」という答えが返って来た。
「スタンダードでも10年という十分な熟成を経た品質設計は、バーで扱ううえでの信頼性に直結します。おいしさへの期待が沸きますし、このラインがスタンダードであってほしいですね」
バーシーンでの活かし方としてまず挙げるのは、クラシックカクテルへの応用だ。
オールドファッションドやマンハッタン、サゼラックといった、ライウイスキーを基軸とするレシピにおいて、その真価は明確に現れる。「まずはクラシックにしっかり使ってほしい」と語る西山さんの言葉の裏には、酒の個性がダイレクトに表れる領域でこそ、その完成度が伝わるという考えがある。
実際にカクテルに落とし込んだ際の変化について、西山さんは「骨格がしっかりする」と表現する。
「アルコール度数、樽熟成、そしてライ由来のスパイス感。それらが一体となることで、カクテル全体のボディに厚みと輪郭をもたらします。とくに甘味を伴うアレンジにおいてはその効果が際立ち、12年熟成はツイストカクテルにも適性を発揮します」
クラシックに立ち返りながら、「ピグボール」と料理の食べ合わせに見るような新たな飲用シーンを切り拓く——「ホイッスルピッグ」は、バーにおけるライウイスキーのあり方そのものを更新する存在としてますます注目を集めていくだろう。
ホイッスルピッグ ジャパンブランドアンバサダー・西山圭さん。フリーランスバーテンダーとして国内外で数々のゲストシフト、ドリンクプロデュース、店舗監修を手がける。2026年1月より、大阪「CRAFTROOM」のバーマネージャーに就任。蒸留酒からシガーに至るまで多岐にわたる専門資格を有し、確かな知識と技術を武器に、これまで複数のブランドアンバサダーを歴任。確かな技術力と洗練された感性で高い評価を得ている。
〈材料〉
・ホイッスルピッグ 10年 スモールバッチ・ライ 40ml
・バレルエイジド・メープルシロップ 10ml
・アンゴスチュラビターズ 2dash
・ガーニッシュ:オレンジピール
インタビュー・文 沼 由美子
ライター、編集者。醸造酒、蒸留酒を共に愛しており、バー巡りがライフワーク。著書に『オンナひとり、ときどきふたり飲み』(交通新聞社)。取材・執筆に『EST! カクテルブック』『読本 本格焼酎。』『江戸呑み 江戸の“つまみ”と晩酌のお楽しみ』、編集に『神林先生の浅草案内(未完)』(ともにプレジデント社)などがある。
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