
2026.03.26 Thu
特別な時間に寄り添う『グレンフィディック』の愉しみ方『グレンフィディック12年』の
白ワインのようなアロマを引き出す
宮之上哲太さん(東京・人形町/Bar RENRi)[PR]BROWN FORMAN JAPAN 株式会社

『グレンフィディック』は、世界で初めてシングルモルトを世に広めたパイオニアにして、180カ国以上で愛され、世界で最も売れているシングルモルトのひとつだ。
今回は、4人のバーテンダーに『グレンフィディック12年』『グレンフィディック15年』のより深い味わい方を提案してもらう。
2人目となるのは、「Bar RENRi」オーナーバーテンダーの宮之上哲太さん。洋梨やレモンを思わせるフルーティーな香りと、アメリカンオーク(バーボン)樽とオロロソシェリー樽で熟成させた甘く繊細な味わいが特徴の『グレンフィディック12年』にフォーカス。「自分と向き合う上質な時間」をテーマに、アロマティックなカクテルに仕上げる。

江戸の粋な風情が残る街、東京・日本橋人形町。
「Bar RENRi(バー レンリ)」では、日本各地の特産品や旬の果実を活かし、都道府県ごとの個性を表現したカクテルを味わえる。連日、インバウンドの旅行者から地元の旦那衆、20代の若者からご隠居まで、多彩な客層が集うのも特徴だ。
カウンターに立つオーナーバーテンダーの宮之上哲太さんは、29歳という若さ。日々、多数のウイスキーを扱うなかでも、『グレンフィディック12年』の懐の深さに魅力を感じているという。
「『グレンフィディック12年』は柔らかくなめらかな口当たりで、繊細で軽やか。バランスがよく、ウイスキーを初めて飲む方やこれから深掘りしたい方におすすめできる1本です。ハイボールだけでなく、水割りやストレートなど、どんな飲み方でも愉しめるのも強み。上質なチョコレートや羊羹のようなお菓子とも相性がいいですし、カクテルにする場合は多彩な副材料と合わせられる包容力があります。いろいろな可能性を受け止めてくれる懐の深い存在です」
ソムリエ資格を持つ宮之上さんが、今回、あらためて『グレンフィディック12年』と向き合うなかで着目したのは、洋梨や白桃、ハチミツを思わせるフルーティーで軽やかなアロマだ。
「テイスティングを重ねるうちに、どこか白ワインのような要素があると感じました。果実の香りや透明感のある味わい、フルーティーな熟成香がワインのニュアンスと重なるのです」
たとえば、一日の終わり。少しだけ自分をいたわりたい時こそ、かたわらにあるカクテルは“飲んでいる時に思考の邪魔をしないこと”が大切になる。カクテルは時間の質を整える存在で、主役はあくまで飲み手である——。
宮之上さんは、自身が着目したアロマから、そんなシチュエーションにぴったりのカクテルを創れることを確信した。
『グレンフィディック12年』の持ち味を生かしながら、白ワインのようなテイスティングノートを組み立てることに挑戦。ウイスキーでありながら、ワインのように香りの広がりや余韻を愉しめる癒しのカクテルだ。

今回のカクテルのコンセプトは「Present(プレゼント)」。
「贈り物」と「今この瞬間」という、2つの意味を持つ言葉をカクテル名に掲げる。
「忙しい日々のなかで、自分のための時間はどうしても後回しになりがちです。だからこそ、“今”という時間をもう一度自分に贈るような1杯をつくりたいと考えました」
カクテルの設計のヒントにしたのは、クラシックカクテルの代表格、マンハッタンの構造。ベーススピリッツとアロマティックワインによって骨格を整える、シンプルで明確な設計である。そこに、ウイスキーに少量の水を加えて香りを開かせるトワイスアップの考え方を重ねる。
「要素を増やすというより、引き算で完成度を高めていくのがクラシックカクテルの美しさだと思っています。『グレンフィディック12年』の洋梨やハチミツを思わせるニュアンスを中心に据え、フレーバードワインのベルモットやアペリティフワイン、シャンパーニュといったブドウの要素を重ねました。さらに、マスカットのような香りを持ち、“紅茶界のシャンパーニュ”と言われるダージリンティーも。華やかさを強く打ち出すというより、全体がきれいにまとまることを意識しました。複層的ではあるけれど、重くならない。自分らしいバランスに仕上がったと思います」
見た目もエレガントなブルゴーニュタイプのワイングラスを口元に近づけると、仕上げにまとわせたパーリンカの洋梨の香りに満たされる。ひと口含むと、『グレンフィディック12年』のアロマ、まるみがあって複雑味もあるブドウのニュアンス、ダージリンティーの華やかさと軽い渋味、レモンピールの柑橘感……まさに複層的にいくつものレイヤーが重なっている。
このカクテルを味わってほしいのは、一日の終わりの“自分と向き合う時間”だと宮之上さんは語る。
「僕自身、本を読みながらウイスキーを味わうのが大好きです。誰かと乾杯するタイミングというより、少しだけ自分を労いたい夜。お酒を飲んでいるのに、自然と気持ちや思考が整理されていくような。そんな時間に寄り添う1杯になったらうれしいです」
宮之上さん考案のカクテル「Re:Present」。たっぷりしたワイングラスに注ぐことで、見た目からして優雅さが漂う。芳醇なアロマと複層的な味わいのレイヤーをゆっくり愉しめる。
- Re:Present(リ プレゼント)
- 〈材料〉
- ・『グレンフィディック12年』…30ml
・パーフェクトベルモット(※1)…10ml
・シャンパンコーディアル(※2)…10ml
・炭酸水…40ml
・洋梨パーリンカ…1splay
(※1)スイートベルモットの古酒と現行品をブレンドし、リレ ブランと1:2で合わせる。
(※2)シャンパン(泡の抜けてしまったもの) 100ml、水50ml、砂糖50g、ダージリンティーの茶葉2g、レモンピール 0.5個を鍋に入れ、中火で軽く煮る。アルコールを飛ばしながら砂糖を溶かし、漉す。 - 〈つくり方〉
- ①デキャンタに『グレンフィディック12年』、パーフェクトベルモット、シャンパンコーディアルを入れ、氷1個(分量外)を加えてスワリングする。氷を抜き、炭酸水を注ぎ、再びスワリングする。
②ワイングラスに注ぎ、洋梨パーリンカをスプレーする。
〈より簡単な自宅でのつくり方〉
『グレンフィディック12年』に少量の水を加えて香りを開かせる。 「併せて、アロマやお香を焚くと、香りが開いて“整う”感覚は体験できます。もし余裕があれば、温かい紅茶や、上質なチョコレートを添えて味わってみてください。大切なのはレシピよりも、丁寧な時間の過ごし方だと思っています」(宮之上さん)
宮之上さんによる『Re:Present(リ プレゼント)』のメイキング動画はこちらからご覧いただけます。

宮之上哲太(みやのうえ てった)
1997年生まれ、神奈川県県出身。日本橋の五つ星外資系ホテル「マンダリン オリエンタル 東京」でバーテンダーのキャリアをスタート、ホスピタリティとカクテルの基礎を学ぶ。ソムリエ資格を取得。7年半にわたって経験を積んだ後、独立。2024年10月、日本橋人形町に「Bar RENRi」を開店。「和洋折衷」をテーマに、国内の特産物品を活かしたカクテルを得意とする。「Moon Shine Cocktail Competition 2025」ファイナリスト。 「Margarita Day 5th Celebration Party Margarita Of The Year」受賞。国内外でのゲストバーテンダー、和菓子や料理とのペアリングイベントなど、多岐にわたって活躍。
Bar RENRi
住所:東京都中央区日本橋富沢町3-6 安川ビル1F
Tel:03-6810-8503
HP:https://bar-renri.jp/
インタビュー・文 沼 由美子
ライター、編集者。醸造酒、蒸留酒を共に愛しており、バー巡りがライフワーク。著書に『オンナひとり、ときどきふたり飲み』(交通新聞社)。取材・執筆に『EST! カクテルブック』『読本 本格焼酎。』『江戸呑み 江戸の“つまみ”と晩酌のお楽しみ』、編集に『神林先生の浅草案内(未完)』(ともにプレジデント社)などがある。
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