
NEW2025.10.7 Tue
ミクソロジストを刺激するベルモット『コッキ』でつくるクラシックカクテルお酒を飲むシーンを広げてくれる可能性を秘めた『コッキ』の奥深い味わい
石垣 忍さん(東京・渋谷/Bar 石の華)[PR]アイデイ商事株式会社
2025年6月、待望の日本再上陸を果たした、イタリアの『コッキ』。ベルモットに代表されるアロマタイズドワインのブランドで、世界70か国以上で愛されている。
日本でも、『コッキ』の再上陸は、海外経験豊富なバーテンダーを中心に話題となった。今回は、2人のバーテンダーが『コッキ』の魅力を語り、それぞれ2種類のクラシックカクテルを考案する。
2人目は、渋谷にある『Bar 石の華』の石垣 忍さん。
2005年にバーテンダーの国際的な大会で優勝し、世界一になった実績をもつ石垣さんから見た『コッキ』の魅力と、
『アメリカーノ・ビアンコ』
『ベルモット・ディ・トリノ・エクストラドライ』を用いたカクテルを紹介する。

COCCHI オフィシャルサイト:http://cocchijapan.jp
COCCHI instagramアカウント:https://www.instagram.com/cocchi.japan/
イタリアのピエモンテ州アスティで1891年に創業し、べルモットに代表されるアロマタイズドワイン『コッキ』を造り続けているコッキ社。130年以上続く家族経営が、長期的な視点での物造りを可能にし、クラフトマン精神を支えている。『コッキ』の製品は全てワインベースであり、同社は「ワインの品質が製品の品質に直結する」と考え、ワインの品質を重視。現在は、陽当たりの良い丘陵地に50haのブドウ畑を保有し、人間にも自然にも優しい農業を行っている。

また、コッキ社は、世界で唯一の地理的表示のベルモットである“ベルモット・ディ・トリノ”の登録にも尽力。“ベルモット・ディ・トリノ”に該当する『ストーリコ・ベルモット・ディ・トリノ』『ベルモット・ディ・トリノ・エクストラドライ』の製品を通じ、トリノのテロワールを世界70か国以上に届けている。
エレガントで奥深いフレーバーで世界中のミクソロジストに愛されている『コッキ』が、2025年6月、日本に再上陸。日本では、『ストーリコ・ベルモット・ディ・トリノ』『ベルモット・ディ・トリノ・エクストラドライ』『バローロ・キナート』
『アメリカーノ・ビアンコ』の4種類を展開している。
2003年に渋谷にオープンした『Bar 石の華』のオーナーバーテンダーの石垣 忍さん。『コッキ』と石垣さんの出会いは、19年ほど前にさかのぼるという。映画『007/カジノ・ロワイヤル』でヴェスパー・マティーニが話題になった頃のことだ。
「ヴェスパーのオリジナルレシピを模索するなかで、甘いだけでなく、ほろ苦さもある『アメリカーノ・ビアンコ』にたどり着きました。ビターズの役割も担ってくれる『アメリカーノ・ビアンコ』は、ヴェスパーに最適だと感じました。
『アメリカーノ・ビアンコ』を用いたヴェスパーは甘すぎず複雑な味わいに仕上がり、海外からのゲストに特に評判が良かったです。」
以来、『アメリカーノ・ビアンコ』と『ベルモット・ディ・トリノ・エクストラドライ』を愛用してきた石垣さんは、『コッキ』の日本再上陸を待ち望んでいたという。
石垣さんは、『Bar 石の華』をオープンしてから20年以上、毎月、季節の素材を用いた新作カクテルを創り続けている。
『コッキ』のクラフトマンシップに共感するところも多いことだろう。
「クオリティの良い旬のフルーツをカクテルに取り入れているために、農家さんに直接コンタクトをとり仕入れています。
『コッキ』はワインの品質にこだわっていて、信頼感がありますね。ワイン好きな方にも魅力を感じていただけるストーリーがあるブランドだと思います。また、『ベルモット・ディ・トリノ・エクストラドライ』は、主な原料はピエモンテ産で、テロワールを大切にしている姿勢が伝わってきます。そうしたストーリーは、季節のフルーツを合わせたカクテルのイマジネーションをかき立ててくれます。」
石垣さんにとってベルモットはカクテルにどのような役割を果たしているのだろうか?
「海外の業界専門誌では、『マティーニ』のベルモットをどのブランドにするか?というディスカッションが活発になされています。『Bar 石の華』でも、特にアメリカ人のゲストの間で『コッキ』の認知度の高さを感じますね。味の決め手がベルモットになるカクテルは多いです。カクテルを多角的に見てレシピのバランスを考えるのが大切で、複雑さのある『コッキ』のベルモットは、様々な表現を可能にしてくれます。」
「『アメリカーノ・ビアンコ』の特徴的なフレーバーは、ほろ苦さですね。キナが効いていて、苦味をアクセントにしているカクテルに、とても相性がいいです。ビターズの役割を担ってくれ、カクテルの材料として汎用性がありますね。」

今回は、クラッシックカクテルということで、『Corpse Reviver #2』を紹介してくれたが、『Bar 石の華』では、カジュアルなスタイルのカクテルで『アメリカーノ・ビアンコ』を愉しむお客様も多いという。
「2025年6月には、アプリコットネクターとトニックウォーターで割ったロングカクテルを提案していましたが、好評でした。『アメリカーノ・ビアンコ』を用いるだけで、表情が華やかになるのです。フルーツジュースとは違うエレガントな仕上がりになるのは、『コッキ』ならではだと思います。日本人にも食前酒を飲む習慣を広めたいと思っています。
『アメリカーノ・ビアンコ』のソーダ割は、食前酒に最適ですね。『コッキ』は、食前酒から食後酒まで寄り添ってくれるラインナップで、お酒を飲むシーンを広げてくれるところに魅力を感じています。」

- 「Corpse Reviver #2(コープス・リバイバー No.2)」
- 〈レシピ〉
- ・ビーフィーター…15ml
・アメリカーノ・ビアンコ…15ml
・オレンジキュラソー…15ml
・レモンジュース…..15ml
・アブサン…1tsp
- 〈つくり方〉
- ①シェイカーにビーフィーター、
アメリカーノ・ビアンコ、
コアントロー、
レモンジュース、アブサン、氷を入れてシェイクする。
②冷やしたグラスに1を注ぐ。

「『ベルモット・ディ・トリノ・エクストラドライ』は、ニガヨモギのフレーバーが前面に出ていると感じます。味の主張がしっかりとあるのが、ベルモットの老舗『コッキ』ならではですね。他のベルモットとは明確に違います。ジンやウイスキーなどとのペアリングの可能性を模索するなかで、ライウイスキーとの相性が非常にいいと思いました。
今回、提案した『Scofflaw』は、『ベルモット・ディ・トリノ・エクストラドライ』にウイスキーを合わせることで、新しい表情を見せてくれます。ベルモットのハーブ感に慣れていない日本人でも『Scofflaw』にすると、おいしく飲めると思います。『ベルモット・ディ・トリノ・エクストラドライ』にしっかりとしたボディがあるので、複層的なフレーバーに昇華されるのです。
『ベルモット・ディ・トリノ・エクストラドライ』は、しっかりとした苦味と甘味があり、重みのあるカンパリとの相性も抜群ですね」
どちらのカクテルも、『Bar 石の華』では通年、愉しめるという。
「『コッキ』は様々なフルーツと相性がいいので、季節のうつろいに合わせて、旬のフルーツとのレシピを考えるのも楽しみですね。寒くなってきたら、苺やザクロのカクテルを提案したいです」と石垣さん。季節ごとに訪れる楽しみが増えそうだ。

- 「Scofflaw(スカフロウ)」
- 〈レシピ〉
- ・ウッドフォードリザーブ・ライウイスキー……30ml
・ベルモット・ディ・トリノ・エクストラドライ…20ml
・グレナデンシロップ…10ml
・レモンジュース… 10ml - 〈つくり方〉
- ①シェイカーにウッドフォードリザーブ・ライウイスキー、
ベルモット・ディ・トリノ・エクストラドライ、
グレナデンシロップ、
レモンジュース、氷を入れてシェイクする。
②冷やしたグラスに1を注ぐ。

石垣 忍
1973年、東京生まれ。老舗のすき焼き店、渋谷「松木家」併設のバーに勤めていた2002年、日本バーテンダー協会(NBA)主催「第29回全国バーテンダー技能競技大会」で総合優勝。2003年に「Bar 石の華」を開く。2005年、イタリア・トリノで開催された国際バーテンダー協会(IBA)公認の世界大会に日本代表として出場し、シニア部門で優勝。世界一となり、「第40回 BACARDI MARTINI GRANPRIX 2005」にて大会史上初、東洋人優勝を飾る。国際的な美術展等でのイメージカクテルの考案、漫画『まどろみバーメイド』(芳文社)の監修、You Tubeでのカクテルメイキングの発信など多方面で活躍。自身の店の開店以来、毎月、季節の素材を用いた新作カクテルを創り続けている。店舗情報
Bar 石の華
東京都渋谷区渋谷3-6-2 第2矢木ビル B1F
Tel:03-5485-8405
HP:https://ishinohana.com/
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インタビュー・文 馬越 ありさ
慶應義塾大学を卒業後、ラグジュアリーブランドに総合職として入社。『東京カレンダーWEB』にてライター・デビュー。エッセイスト&オーナーバーマンの島地勝彦氏に師事し、ウイスキーに魅了され、蒸留所の立ち上げに参画。ウイスキープロフェッショナルを保有し、酒類コンペティションの審査員も務める。公社)日本観光振興協会 日本酒蔵ツーリズム推進協議会 会員。