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バーをこよなく愛すバーファンのための WEB マガジン

NEW2025.09.25 Thu

ミクソロジストを刺激するベルモット『コッキ』でつくるクラシックカクテルカクテルの材料を調和させ、
深みを出す『コッキ』

ロジェリオ 五十嵐 ヴァズさん(東京・恵比寿/BAR TRENCH)

[PR]アイデイ商事株式会社

2025年6月、待望の日本再上陸を果たした、イタリアの『コッキ』。ベルモットに代表されるアロマタイズドワインのブランドで、世界70か国以上で愛されている。
日本でも、『コッキ』の再上陸は、海外経験豊富なバーテンダーを中心に話題となった。今回は、2人のバーテンダーが『コッキ』の魅力を語り、それぞれ2種類のクラシックカクテルを考案する。
1人目は、恵比寿にある『BAR TRENCH』のロジェリオ 五十嵐 ヴァズさん。月に1度は海外にゲストバーテンダーとして赴くロジェリオさんから見た『コッキ』の魅力と、
『ストーリコ・ベルモット・ディ・トリノ』
『バローロ・キナート』を用いたカクテルを紹介する。

COCCHI オフィシャルサイト:http://cocchijapan.jp
COCCHI instagramアカウント:https://www.instagram.com/cocchi.japan/

世界のバーシーンに精通するロジェリオ氏と『コッキ』との出会い、その魅力

イタリアのピエモンテ州アスティで1891年に創業し、べルモットに代表されるアロマタイズドワイン『コッキ』を造り続けているコッキ社。130年以上続く家族経営が、長期的な視点での物造りを可能にし、クラフトマン精神を支えている。『コッキ』の製品は全てワインベースであり、同社は「ワインの品質が製品の品質に直結する」と考え、ワインの品質を重視。現在は、陽当たりの良い丘陵地に50haのブドウ畑を保有し、人間にも自然にも優しい農業を行っている。

また、コッキ社は、世界で唯一の地理的表示のベルモットである“ベルモット・ディ・トリノ”の登録にも尽力。
“ベルモット・ディ・トリノ”に該当する『ストーリコ・ベルモット・ディ・トリノ』、
『ベルモット・ディ・トリノ・エクストラドライ』の製品を通じ、トリノのテロワールを世界70か国以上に届けている。 エレガントで奥深いフレーバーで世界中のミクソロジストに愛されている『コッキ』が、2025年6月、日本に再上陸。
日本では、『ストーリコ・ベルモット・ディ・トリノ』『ベルモット・ディ・トリノ・エクストラドライ』『バローロ・キナート』『アメリカーノ・ビアンコ』の4種類を展開している。

2010年にオープンし、2016年から7年連続で“アジアのベストバー50”にランクインする『BAR TRENCH』のロジェリオ 五十嵐 ヴァズさん。『BAR TRENCH』の共同経営者で、チーフバーテンダーを務めている。『コッキ』とロジェリオさんの出会いは、10年ほど前にさかのぼるという。

世界各国で『コッキ』に触れてきたロジェリオさんは、『コッキ』の日本再上陸はとても喜ばしいと言う。

「10年ほど前、ロンドンに頻繁に行っていた時期、数多くの有名なバーのメニューに『コッキ』を見かけました。イタリア人バーテンダーがたくさん働いていた影響もあるのかもしれません。
ある夜、飲んでいる時に『ストーリコ・ベルモット・ディ・トリノ』をアメリカーノやネグローニで試す機会があり、繊細でフルーティーかつフローラルな香りの後にほろ苦さが続く、と感じました。ベルモットというと、シャープで苦味の強いものを想像していましたが、全く逆で驚きました。テクスチャーもシルキーで、フルーティーなカクテルと相性の良く、『コッキ』との出会いによって、カクテルの表現の幅が広がりました。」

現在も、月に1度は海外にゲストバーテンダーとして赴き、マカオ、上海、バンコク、ドバイ、バンクーバー…と世界中のバーシーンに精通しているロジェリオさん。海外では、『コッキ』はどのように飲まれているのか、聞いてみた。

「『コッキ』は、ホテルバーを中心としたハイクラスなバーで存在感を発揮していますね。
『ストーリコ・ベルモット・ディ・トリノ』が特に人気です。アメリカ―ノで、食前酒として飲まれているシーンをよく見ますね。香港、シンガポール、バンコクといったアジアの都市でも、ホテルバーではオンリストしています。」

ロジェリオさんにとってベルモットはカクテルにどのような役割を果たしているのだろうか?

「私にとってべルモットは、カクテルにおいて重要なバランスを担う存在です。果実味やエレガントさ、ハーバルなニュアンスが、カクテルの材料を調和させてくれます。マティーニ、マンハッタン、ネグローニといったクラシックカクテルには欠かせません。 べルモットは苦味と甘味のバランスが秀逸で、フルーツリキュールとは違う表現を可能にします。カクテルに深みを出せるのです。 スピリッツの強さを和らげたり、甘さを整えたり、ドライなドリンクに少し甘味を与えたりすることができます。そのため、ジン、ウイスキー、ウォッカなど幅広いスピリッツと相性が良く、軽やかでリフレッシュ感のあるカクテルを作り出せる万能な材料です。」

『ストーリコ・ベルモット・ディ・トリノ』の味わいから考案したカクテル『Point Blanc』

「『ストーリコ・ベルモット・ディ・トリノ』の特徴的なフレーバープロファイルは、フルーティーさ、エレガントさ、そしてハーバル感です。これらの特性から、特にマンハッタンのようなステアで仕上げるカクテルに最適です」とロジェリオ氏。選んだのは、『Point Blanc(ポワン・ブラン)』というカクテルだ。

これまでも『コッキ』を用いた様々なカクテルを考案してきたロジェリオさん。

「『Point Blanc』は「グリーンポイント」のツイストであり、その「グリーンポイント」自体も「ブルックリン」のツイストなので、いわば「ツイストのツイストのツイスト」といえます。「グリーンポイント」は、ライウイスキーをベースに、シャルトリューズジョーヌ(イエロー)、スイートベルモット、アンゴスチュラビターズ、オレンジビターズ、そしてオレンジピールを使ったカクテルです。「マンハッタン」をベースに、ハーブリキュールであるシャルトリューズを加えることで、「ブルックリン」のような複雑な味わいが特徴です。

『Point Blanc』では、ほんの少量の『ストーリコ・ベルモット・ディ・トリノ』が非常に重要な役割を果たしています。他の材料すべてのバランスを整え、そのフルーティーさが全体と融合して、フルーティーかつハーバルで奥行きのある仕上がりになります。シルキーでトロミがあるテクスチャーは調和の役割を果たし、スムーズでエレガントなテクスチャーを生み出します。スピリッツの角が取れて、丸みが出るのです。最近は、パンチのあるカクテルよりも、親しみやすいアルコール感がトレンドです。」

『Point Blanc』は、以前、オンメニューした際も、ゲストから好評だった1杯。

『Point Blanc』は、『ストーリコ・ベルモット・ディ・トリノ』がもたらす奥深い味わいとシルキーなテクスチャーが印象的で、飲む人を贅沢な気分にしてくれる。
「Point Blanc(ポワン・ブラン)」

〈レシピ〉
・ハバネロ バーボン……40ml
・ストーリコ・ベルモット・ディ・トリノ……20ml
・シャルトリューズ MOF……10ml
・アンゴスチュラビターズ……2振り
・レモンピール
〈つくり方〉
①氷を入れたミキシンググラスに
ハバネロ バーボン、
ストーリコ・ベルモット・ディ・トリノ、
シャルトリューズ MOF、
アンゴスチュラビターズを入れてステア。
②1をグラスに注ぎ、レモンピールをのせる。

「Point Blanc(ポワン・ブラン)」のカクテルメイキング動画はこちら

『バローロ・キナート』の味わいから考案したカクテル『Young Franco American』

「『バローロ・キナート』は、洗練された薬草的なビター感を軸に、クローブやジンジャーといったスパイスのニュアンスが複雑に重なります。食前・食中・食後と、幅広いシーンで楽しめる懐の深さがあります。ソーダ割にして、赤身の肉などの食事と合わせても良いですね」と、ペアリングの提案も。

「シンプルながら奥行きのあるカクテルに向いています。特に秋から冬の季節感に寄り添うような一杯を仕立てるのに最適です。今回、考案した『Young Franco American』は、アルコール度数が低めで飲みやすく、カジュアルなバーから高級店まで幅広い場面で提供できる一杯です。「アメリカーノ」と「カルヴァドストニック」を掛け合わせたツイストカクテルであり、これから訪れる秋のシーズンにぴったりだと考えました。 このカクテルにおいて『バローロ・キナート』は、独特の苦味と深みを与え、味わいを格段に引き上げています。フルーティーな甘さを大人っぽくしてくれるのです。チーズを用いた料理とも相性がよく、幅広いシーンで楽しめます。」

「どちらのカクテルも、『コッキ』に奥深いフレーバーがあるので、副材料はシンプルです。是非、試してみてください。」

『Young Franco American』は、『バローロ・キナート』にカルバドスやレモンジュースを加え軽やかなテクスチャーにすることで、薬草感がフワっと立ちのぼり、心地よい気分にしてくれる一杯。
「Young Franco American

(ヤング・フランコ・アメリカン)」

〈レシピ〉
・バローロ・キナート……40ml
・カルバドス……20ml
・レモンジュース……10ml
・ハチミツ…… 1bsp
・トニック……40ml
・ジンジャービターズ……3振り
・オレンジピール(クローブ3粒を刺す)
〈つくり方〉
①シェイカーにバローロ・キナート、
カルバドス、
レモンジュース、
ハチミツ、氷を入れてシェイクする。
②氷を入れたグラスに1を注ぎ、トニックを加え、ジンジャービターズを垂らし、クローブを刺したオレンジピールをのせる。

「Young Franco American(ヤング・フランコ・アメリカン)」のカクテルメイキング動画はこちら

ロジェリオ 五十嵐 ヴァズ
日本においてバーテンダーとしてのキャリアは今年で25年目を迎える。日本ではあらゆる形態の違うバーで経験を重ねたことが現在の彼のスタイルをつくりあげた。 また、ロジェリオ氏は日本におけるカクテル・ビターズのパイオニアといえる。さらに、2005年から、カクテルにアブサンを多く用いたり、伝統的な飲み方を日本に紹介した点においても日本のバーシーンに貢献している。 現在は、株式会社スモールアックスの取締役であり、『BAR TRENCH』の共同経営者、チーフバーテンダーを務める。ブラジルの日系3世で、サンパウロ生まれ。20代で自分のルーツを調べに来日してから、30年間日本在住。


店舗情報
BAR TRENCH
東京都渋谷区恵比寿西1-5-8 DISビル102
HP:https://small-axe.net/bar-trench/

NEGRONI WEEK 2025キャンペーンのお知らせ

今回ご紹介した「コッキ・ストーリコ・ベルモット・ディ・トリノ」を、より多くの方に体験いただけるよう、特別なキャンペーンをご用意しました。

9月22日(日)~9月30日(月)の期間限定で、コッキ・ストーリコ・ベルモット・ディ・トリノを通常価格より20%OFFの特別価格にてご購入いただけます。
9月22日~28日は、世界的に開催される「NEGRONI WEEK」
ネグローニを楽しむこの期間に、ぜひ本商品を使った特別な一杯をお楽しみください。
普段よりもお得にご購入いただける限定キャンペーンです。
数量に限りがございますので、ぜひお早めにお求めください。

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インタビュー・文 馬越 ありさ
慶應義塾大学を卒業後、ラグジュアリーブランドに総合職として入社。『東京カレンダーWEB』にてライター・デビュー。エッセイスト&オーナーバーマンの島地勝彦氏に師事し、ウイスキーに魅了され、蒸留所の立ち上げに参画。ウイスキープロフェッショナルを保有し、酒類コンペティションの審査員も務める。公社)日本観光振興協会 日本酒蔵ツーリズム推進協議会 会員。

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