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2023.01.31 Tue

「ウイスキー樽オーナー」という夢を叶えるガイアフロー 静岡蒸溜所
プライベートカスク
クォーターカスク抽選受付開始

ガイアフロー静岡蒸溜所
静岡県でシングルモルトウイスキーを製造販売するガイアフロー静岡蒸溜所(静岡県静岡市葵区落合 555番地/代表 中村大航)から、ガイアフロー静岡蒸溜所製造のウイスキー原酒を樽ごと予約販売する「プライベートカスク 2023」にて、2023年2月2日より 100L入のクォーター樽の抽選受付が開始されます。

近年、「オクシズ(奥静岡)」という愛称で注目を集める静岡市葵区の山間部で、地元に根ざしたウイスキーづくりを行うガイアフロー株式会社 静岡蒸溜所。
「プライベートカスク」は2016年の創業当初より実施している、樽オーナーを募集するプログラムです。蒸留後の原酒を詰めた樽を抽選で販売し、最短で3年後にボトリングしてお届けしています。
ウイスキー愛好家の「自分の樽を持ってみたい」という夢を叶える当プログラムは年々人気となり、抽選の倍率も高まっています。
今年2023年に樽詰めする「プライベートカスク 2023」においては、50L のオクタヴ樽での募集は規定数に達したため1月で終了し、2月からは 100Lのクォーター樽のみとなります。
最初の募集期間は2月2日 10:00〜8日17:00で、期間終了後に抽選し、ご当選者様に結果が通知されます。

日本産大麦 100%使用


「プライベートカスク 2023」の原酒の原材料は、すべて日本国内で栽培・収穫された大麦を日本国内で製麦した日本産大麦麦芽です。
これは、現在のジャパニーズウイスキーの主原料がほぼ輸入品であることを鑑みると非常に珍しいことと言えます。静岡蒸溜所では、創業当時より外国産と国内産の麦芽を併用しており、産地ごとに原酒の造り分けをしています。日本産の繊細な大麦の味わいをウイスキーに生かしたいと考えているためです。一方で、外国産の大麦が持つ力強さやスパイシーさなどの味わいを取り入れ、多様な原酒造りを行っています。これにより、製品化する際のブレンディング過程において、複雑なアロマや奥行きのある味わいが達成されています。
世界的にもテロワール、地産地消の観点から地元産の原材料を使用するクラフト蒸留所が増えていますが、自国産大麦100%で造られたウイスキーはまだまだ希少です。自分だけの樽を持ちたいという方々に、産地までこだわり抜いた原酒を提供できるのは静岡蒸溜所ならではと言えるでしょう。

初留蒸留機で造られるテイストから選べる3タイプ


シングルモルトウイスキーは、単式蒸留機(ポットスティル)で 2 回蒸留するのが基本です。静岡蒸溜所では、KとWという2つの蒸留機で、初留(1 回目の蒸留)を行なっています。
プライベートカスク 2023では、3つの<初留タイプ>の中からお好みを選べます。

・W(薪直火加熱):ヘビーでパワフル、香ばしい甘さを持った味わいが特徴。
・K(蒸気間接加熱):軽やかで華やか、フルーティーな香り。
・S(KとWのヴァッティング):双方の特徴を活かした、バランスの良い味わい。
すべて、日本産大麦とユニークな蒸留機が紡ぎ出す、静岡蒸溜所らしさいっぱいのスタイルです。

<写真左>スコットランド製の薪の直火蒸留機W。現代に蘇った世界唯一の蒸留機です。
<写真右>軽井沢蒸留所から移設された蒸留機Kは、スチームによる間接加熱。閉鎖された蒸溜所から静岡蒸溜所に引き継がれ、再びウイスキー製造のために稼働しています。
<写真中央>2 回目の蒸留(再留)を行う蒸留機S。WとKのどちらで初留を行っても、再留はこのSで行われます。


スコットランド製のミニサイズ樽


熟成に使用する樽は、スコットランドの製樽メーカーが静岡蒸溜所のために手がけた特製の樽です。通常のウイスキー熟成に使用する樽と同じ素材、製法で、熟練の職人の手によって仕上げています。
さらに今回のクォーター樽の特筆すべき点として、加工精度の高さが挙げられます。
これまでのミニサイズ樽はバーボンウイスキーの熟成に使用した樽(200L)を小さく加工したものでした。これに対し、今回は全く新しい 100Lサイズの新樽を製作し、バーボンの熟成に使用してから静岡蒸溜所に納品されています。つまり組み替えられておらず、すでに一度熟成された形状を保っているため、熟成中の液漏れ事故が起きる可能性が低くなる見込みです。
精緻に作られていても、ウイスキーを長年貯蔵する樽の宿命として稀に起こってしまう液漏れ事故ですが、定期点検による早期発見の他にも対策が講じられたこととなります。

代表 中村 大航より


プライベートカスク2023をリニューアルいたします。オーナー様に、より長い時間を樽と過ごしていただき、より多くのボトルをお届けできるようになります。

今回の新しいクォーターは、プライベートカスク専用に開発した樽になります。造りの精度が高く、サイズも大きいため、エンジェルズシェアが少なくなる見込みです。これによって熟成の期間を5年まで延ばすことができます。 カスクオーナーとしての年月を、ゆっくりと愉しんでいただけたら嬉しいです。


毎月の抽選で当選され、お手続きを完了されたオーナー様には、証明書、オーナーズバッジ、熟成前の原酒(ニューメイクスピリッツ)サンプルをお届けします。
熟成期間中、静岡蒸溜所見学ツアーの際に、ご自身の樽と記念撮影をしたり、サンプルを採取して熟成度合いを確かめたりすることも可能です。また、オーナー様はご同伴者2名を含むツアー料が無料となります(通常お一人様 1,100円/税込)。
奥静岡の自然に抱かれた、自分だけの樽。ウイスキーの成長とともに時を過ごせる「プライベートカスク」プログラムは、ご家族や会社の特別な記念日のお祝いや、ご自身へのご褒美としても最適です。

「プライベートカスク 2023 クォーター」概要

お申し込み方法
1.抽選フォームからエントリー
2.エントリー受付期間終了後、抽選
3.ご当選者様にのみ当選のご連絡をいたします
*当選者以外の方のご予約は無効となります
*期限後のご予約の申し込みは承ることができません

◆お支払い方法:銀行振込
◆樽のサイズ・容量および予約申込金額(円/税抜):
初留タイプ W(内容量 100 リッター) 985,600円
初留タイプ K(内容量 100 リッター) 985,600円
初留タイプ S(内容量 100 リッター) 985,600円
*上記金額は、あくまで予約申込金であり、酒税・消費税などは含んでおりません。ボトリング時に各税や別途諸費用等のお支払いが発生します。

◆予想されるボトリング本数(@700ml):84本(熟成3年到達時)
※上記本数は、平均的な状況の予想であり、実際には熟成年数や樽の個体差により増減し、本数が少なくなる場合があります。

◆申込み可能な数:おひとり様の名義で各タイプ 1 樽ずつ、計 3 樽まで。
◆樽の種類:EX バーボンカスク クォーターサイズ(100L)
◆麦芽:日本国内産ノンピート麦芽(静岡産ではありません)
◆初留タイプ:W(薪直火加熱)、 K(蒸気間接加熱)、S(KとWのヴァッティング)
◆樽詰めの時期:2023年2月〜2024年3月末
◆ボトリングの時期:樽詰め日から 3年経過以降、5年に達するまで
◆ボトリング時にお支払いいただく金額:酒税、消費税、ボトリングにかかる諸費用、配送料詳細、規約はこちらから
https://shizuoka-distillery.jp/products/private-cask/privatecask2023-quarter/

会社概要


ガイアフロー静岡蒸溜所(代表取締役 中村大航)

2014年設立。「静岡らしいウイスキーを造る」という目標のもと静岡蒸溜所を創設し、2016年よりシングルモルトウイスキーの生産を開始。2020年に初めて「シングルモルト日本ウイスキー 静岡 プロローグ K」をリリース。
2022年にはジャパニーズウイスキーでは例のない大麦の産地で製品を造り分けた「ポットスティルK 純日本大麦 初版」「ポットスティルW 純外国産大麦 初版」を発売し話題となりました。海外でも各リリースは高く評価されており、ウイスキーの評価サイトで高得点を獲得しています。
静岡に根ざしたウイスキーづくり、地域創出を目指しています。
コーポレートサイト http://www.gaiaflow.co.jp

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