BAR TIMES

2016.12.8 Thu

BIRDY.シェーカー発売3周年記念 スペシャル座談会【番外編】シェーカーだけじゃない!
BIRDY.全アイテムの使い心地とは

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バー業界に旋風を巻き起こしたBIRDY.シェーカーが発売されてちょうど3年。開発を手がけたBIRDY.ブランドマネージャー横山哲也氏と愛用者である中垣繁幸氏、宮之原拓男氏のふたりのトップバーテンダーが一堂に会し、開発ストーリーや機能性、使い心地などを座談会形式で語り合い、その様子をBAR TIMESの本編でご紹介いたしました。ここでは、再び3名にご登場いただき、シェーカー以外のBIRDY.全アイテムについて使い心地はもちろん、目からウロコの使用方法などを【番外編】としてご紹介いたします。(撮影協力/BAR ORCHARD GINZA)



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指先でくるりと回してスプーンでステア
重心が真ん中に置かれているからできること

横 山 先ほどはBIRDY.のシェーカーについて使用感などをお聞きしましたが、その他の製品についてもご意見を聞かせていただきたいと思っています。シェーカーを購入されたきっかけがBIRDY.のバースプーンだったとお話された宮之原さんはいかがですか?
宮之原 これまで使っていたバースプーンは、柄の部分のエッジが指に当たって痛かったんです。でもBIRDY.はエッジが滑らかになっているので指へのストレスがほとんどないですね。本当に使いやすい。これならずっと回していられます。
横 山 使いにくいといったユーザーの声が開発の種だと思っています。シェーカーを発売後いろいろなバーにお邪魔した時、多くのバーテンダーの方からバースプーンが指に当たってタコやささくれができるというお話を聞いたんです。そういった悩みを加工技術で解決できないかと考え、その時

1108-3中垣繁幸(なかがき しげゆき)。『バロッサ コクテリエ』(岐阜県岐阜市)オーナーバーテンダー。90年代はじめから様々なカクテルコンテストに出場し、多くの好成績をおさめる。2007年、 世界初の真空調理器を使用したカクテル「スーヴィード・カクテル」を発表し話題に。

からバースプーンの開発に取り組み始めました。バースプーンは一日でもっとも手に取るバーツールのひとつですから、ストレスなく使えるものをコンセプトにデザイン・機能を考えていきました。
中 垣 私も以前はフォークがついたタイプを使っていましたが、あの部分はほとんど使ったことがないですね。しかも刺さるから危ない。
宮之原 僕も結構刺してきました(笑)。営業中はバースプーン立てに挿していますが、忙しくなるとどうしても急ぐからはずみで手とか腕に刺しちゃうんですよ。うちは夫婦で店をやっていて、お互いにケガをしないようにフォークを下にして戻すというルールを作ったほどです。でも今は使ったらそのまま。スプーンを下にして戻してもまったく問題ありません。
中 垣 もうひとつ、先端がティアドロップのバースプーンもありますけど、重量のバランスが悪くてこれも使いにくいんです。でもBIRDY.のバースプーンは真ん中に重心が置かれているのでとても扱いやすいですね。
横 山 そう言っていただけると嬉しいですね。真ん中に重心が来るように開発段階ではこだわりましたから。
中 垣 先端がストレーナーになっているのも使いやすいですね。氷を抑えて水を切って、指先でくるりと回してスプーンでステアする。重心が真ん中だからできるし、それにバースプーンにストレーナーの機能を付けちゃうのもすごいと思いましたよ。
横 山 スプーンの逆側をどういうデザインにするかが、開発で一番頭を悩ませた部分です。柄の滑らかさはじっくり見ないと分かりにくいので、ひと目でBIRDY.だと分かってもらえる特徴がほしかったんです。
宮之原 また、スプーンは角度があまりついていないので抜き挿ししやすいですね。角度があると氷にひっかかって入れにくいし、やっと混ぜたと思ったら今後は抜くのに苦労する。特に炭酸を使ったカクテルだとあまりかき混ぜたくないですからね。BIRDY.の場合は、スーッと入って、スーッと抜ける(笑)。
横 山 バースプーンひとつにしても、指にタコができるとか、フォークが危険とか、重心とか、角度とか、実際の現場を見ないと分からない面がたくさんあります。我々は “バーに顔を出すメーカー”としていつでもご相談いただけるブランドでありたいと思っています。


氷の中に入れれば外側からも冷やせる
スタッキング可能なミキシグティン

横 山 お二人とも、ミキシングティンはどのように使われていますか?
中 垣 この中に材料を入れて氷の中に置けば外側からも冷やせるので便利です。
宮之原 確かにそうですね。これはスタッキングができるので氷水を入れたティンに生クリームを入れたティンを重ねてバーミックスでホイップすることができます。ミキシンググラスだと重ねられないので、収納も5つなら5つ分のスペースが必要になってしまいますが、これは場所を取らなくていいです。
1108-5宮之原拓男(みやのはら たくお)。『バー オーチャード ギンザ』(東京銀座)オーナーバーテンダー。大学時代にバーテンダーを志しホテルオークラ神戸に入社。多くのカクテルコンテストに挑戦し高い成績をおさめる。液体窒素などの調理器具を取り入れた最新スタイルのカクテルを追求する。

中 垣 それに、シェーカーと同じでレモンやライムが酸化しにくい印象がありますね。
横 山 ではストレーナーはいかがですか?
宮之原 卵の黄味と白身を分けるほか、アブサンスプーンだったり、角砂糖を乗せたりといろいろ使えます。そこまでの機能を持たせたストレーナーって普通ないですよね(笑)。
中 垣 それに、耳が付いていないのでスローイングする時にもいいですね。耳もバネも付いていないジュレップストレーナーもありますけど、あまり隙間がないからフタみたいになっちゃってうまく液体が戻らないんですよね。しかも、BIRDY.のストレーナーは天面がくぼんでいるので、スローイングの時に指を掛けやすいです。
横 山 BIRDY.のストレーナーは「こんな風に使ってください」と決めつけずに、どんな使い方ができるのかある意味バーテンダーの方に投げかけた商品でもあります(笑)。それによって新しい使い方が市場で育ってくれればいいと思っていましたから、お二人のお話をうかがってとても嬉しく思いました。本日は有意義なご意見をいただきありがとうございました。今後ともBIRDY.の商品をよろしくお願いいたします。
1108-6横山哲也(よこやま てつや)。BIRDY.ブランドマネージャー。愛知県豊田市にある自動車部品メーカー横山興業株式会社の商品企画室 室長。横山興業がタイに進出した際に抱いた日本のものづくりに対する危機感から、自社で事業を立ち上げられないかと考えたのがきっかけで、自社の持つ研磨技術で画期的なカクテルシェーカーを開発。


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103012BIRDY.を使った中垣繁幸氏のカクテルメイキング動画「Aviation」をBAR TIMES チャンネルでご覧ください。103011BIRDY.を使った宮之原拓男氏のカクテルメイキング動画「Morning Glory Fizz」をBAR TIMES チャンネルでご覧ください。

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