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NEW2026.04.2 Thu

特別な時間に寄り添う『グレンフィディック』の愉しみ方『グレンフィディック12年』を
“時を落とし込むカクテル”に

服部瑠華さん(東京・渋谷/The SG Club バーマネージャー)

[PR]BROWN FORMAN JAPAN 株式会社

“シングルモルトのパイオニア”と謳われる『グレンフィディック』。世界で初めてシングルモルトとして本格的に輸出されたウイスキーであり、確固たる地位を築いてきた。イギリスで開催される国際的なスピリッツの品評会「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)」などでも、シングルモルトとして最多の受賞記録を誇るブランドだ。

今回は、4人のバーテンダーに『グレンフィディック12年』『グレンフィディック15年』のより深い味わい方を提案してもらう。3人目となるのは、4月から「The SG Club」のバーマネージャーに就任した服部瑠華さん。「自分と向き合う上質な時間」にふさわしい『グレンフィディック』の魅力を掘り下げる。

『グレンフィディック12年』はフレーバーを少し加えるだけで味わい深いカクテルになる

洋梨や青リンゴを思わせるみずみずしい果実香、モルトの柔らかな甘味と、なめらかなテクスチャー、アメリカンオークとヨーロピアンオークの樽熟成による、ほのかなバニラやウッディさ。『グレンフィディック』はシングルモルトの王道をいくウイスキーである。

毎日、世界各国から多くの客が集う「The SG Club」で多彩なカクテルを提供しながら、接客と創作を両立している服部瑠華さんは、『グレンフィディック12年』の存在感をこう語る。

「ウイスキーをあまり飲み慣れていない方には、入り口としてぴったりだと思います。ウイスキーが強い、重たい、といったイメージを持っている方にも、『ウイスキーっておいしいんだね』感じていただける1本です。ハイボールにすれば軽やかさが際立ち、ストレートやロックでも果実のような甘やかさと柔らかな余韻が愉しめます」

一方で、ウイスキーを飲み慣れた客には、また違った提案をするという。

「ベースをしっかりウイスキーに置きながら、少しだけ別の素材をプラスしてフレーバーの“掛け算”になるようなカクテルもおもしろいと思います。私が好んで合わせるのは、香ばしさや熟成感を感じさせる要素です。たとえば、オールドファッションドやサゼラックのように、ウイスキーを主役に据えたもの。ゴマや醤油のようなロースト感のあるもの、あるいは長熟の日本酒など、熟成のニュアンスを少し重ねることで、グレンフィディックの持つ果実味やモルトの甘さにレイヤーが生まれます」

今回、「特別な時間に寄り添う」というテーマであらためて『グレンフィディック』と向き合うことで、服部さんには新しい発見があったという。

「アルコール度数の高いショートカクテルにする場合、材料を足しすぎなくても、いろいろな要素がきちんと伸びてくれるウイスキーだと感じました。あえてシンプルなレシピに抑えることで、グレンフィディックの個性をより際立たせることができる。その懐の深さに気づきました」

初心者にとっての入口でありながら、少しの工夫で表情を変え、新しい世界観を見せてくれるウイスキーでもあるのだ。

時間を紡ぐストーリーと素材を、カクテルに落とし込む

服部さんが創作したのは、世界最古のカクテルと言われるサゼラックのツイストだ。

「ひとりでゆっくり過ごす贅沢な時間を思い浮かべました。ハイボールのようなファストなドリンクではなく、自然が生み出す時間、歴史が積み重ねてきた時間、といった“時をカクテルに落とし込む”ことをコンセプトにしています」

軸となる『グレンフィディック12年』のハチミツのような甘やかなフレーバーに着目。世界最古の酒とされるミード(蜂蜜酒)を重ねる。「自然の時間」を象徴する素材として、昆布と海苔の旨味を抽出した自家製の“旨味ウォーター”に海洋深層水を採用。水深200メートル以深、約2000年という歳月をかけて地球規模で循環してきた水は、不純物の少ない軟水。透明感ある旨味ウォーターでウイスキーの香りを開かせる。氷はあえて加えない。香りを閉じ込めず、時間とともにゆるやかに変化する表情をそのまま愉しんでもらうためだ。

味わいの設計は「存分にグレンフィディックの良さを引き出すこと」。
『グレンフィディック12年』の原酒にヨーロピアンオークのオロロソ・シェリー樽熟成原酒も含まれることから、仕上げにオロロソと香ばしい醤油のフレーバーを合わせたスプレーをひと吹き。樽由来の熟成感と醤油のロースト香が重なり、奥行きをもたらす。 実は、服部さんは高知県出身で、実家は醤油蔵を営んでいる。高知県は海苔の産地でもある。

「醤油や海苔の香りは、私にとってDNAに刻まれたような落ち着く香りです。長い歴史の中で受け継がれてきたサゼラックに、世界最古のお酒といわれるミード、何千年という時間をかけて生まれた海洋深層水を合わせました。悠久の時間に思いを馳せながら、自分と静かに向き合うひとときを過ごしていただけたら、と思います」

「抹茶椀に注ぐことで、動作的にもゆっくりせざるを得ないような設計にして、自分と向き合う時間を演出できたらと考えました。顔に覆いかぶさるような飲み方になるので、仕上げにまとわせた香りもしっかりお愉しみいただけるかと思います」(服部さん)

Timeless Sazerac(タイムレス サゼラック)
〈材料〉
・『グレンフィディック12年』…50ml
・旨味ウォーター(※1)…10ml
・ミードハニーシロップ(※2)…2tsp
・醤油&オロロソスプレー(※3)…1push

(※1)昆布と海苔を水に入れ、24時間、冷蔵で抽出する。
(※2)ミードと蜂蜜を軽く煮詰める。
(※3)醤油とシェリー酒・オロロソを混ぜ合わせる。

〈つくり方〉
①デキャンタに『グレンフィディック12年』、旨味ウォーターを注ぎスワリングする。ミキシングティンに移し、ミードハニーシロップ、氷(分量外)を加えステアする。
②抹茶椀に醤油&オロロソスプレーを吹きかけ、①を注ぐ。

〈より簡単な自宅でのつくり方〉
『グレンフィディック12年』に水を加えて香りを開かせ、ハチミツもしくは本みりんを加える。「醤油を一滴たらして、塩味と香ばしさを加えて愉しんでもおもしろいと思います」(服部さん)

服部さんによる『Timeless Sazerac(タイムレス サゼラック)』のメイキング動画はこちらからご覧いただけます。

服部瑠華(はっとり るか)
1997年生まれ、高知県出身。100年続く醤油屋に生まれる。大学時代にはスイスへの留学や、ヨーロッパ、東南アジア、南米、北米など20カ国以上を旅し、各地の歴史・風土・オリジナリティを肌で感じる。一方で、秋田県内の味噌醤油醸造元 でインターンを経験。大学卒業後、医療機器メーカーに就職しマーケティングを担当。その後、クリエイティブなバーテンダーの世界に憧れ、2021年より「The SG Club」に入社。初出場したカクテルコンペティション、「CAMPARI RED HANDS ASIA 2024 日本大会」で優勝を果たす。今年4月から「The SG Club」のバーマネージャーに就任した。

The SG Club
住所:東京都渋谷区神南1-7-8
Tel:050-3138-2618
HP:https://sg-management.jp/

特集『特別な時間に寄り添う『グレンフィディック』の愉しみ方

 

インタビュー・文 沼 由美子
ライター、編集者。醸造酒、蒸留酒を共に愛しており、バー巡りがライフワーク。著書に『オンナひとり、ときどきふたり飲み』(交通新聞社)。取材・執筆に『EST! カクテルブック』『読本 本格焼酎。』『江戸呑み 江戸の“つまみ”と晩酌のお楽しみ』、編集に『神林先生の浅草案内(未完)』(ともにプレジデント社)などがある。

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