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1500.11.25 Sun

ホテルバーで広がる、アペリティーボという楽しみ方Aperitivo Hour in Hotel Bars(仮)

BAR TIMES 特別企画

ヨーロッパの食文化に根づくアペリティーボは、“軽やかな一杯と軽食、そして会話”によって、食前の時間を心地よく彩るスタイルです。
近年では、アルコールを軽めに楽しみたいという健康志向の高まりや、クラフト感や香味に個性のあるリキュールへの関心の広がりを背景に、その魅力が改めて注目されています。

本特集では、スピリッツを使わずリキュールだけでつくるオリジナルカクテルと、その味わいを引き立てる軽やかなペアリングフードを組み合わせ、ホテルバーでの新たな“1杯目”としての可能性を提案します。

“リキュールは割材”というこれまでの常識を超えた、新しい価値と楽しみ方をお届けします。

アペリティーボってなに?

「アペリティーボ(Aperitivo)」は、ヨーロッパ、特にイタリアで大切にされている“食前の楽しみ”のこと。
夕食の前に、ちょっとお酒を飲みながら軽くつまみ、誰かとおしゃべりを楽しむ、そんな時間を指します。

飲むのは、アルコール度数の高くないお酒。
たとえば、香りが豊かで飲み口が軽やかなハーブ系のリキュールがよく選ばれます。
そこに、生ハムやオリーブ、チーズなど、ちょっとした一皿が添えられて、「食事の前の、くつろぎの時間」がはじまります。

いま日本でも、この“アペリティーボ”というスタイルが少しずつ広がってきています。
お腹いっぱい食べる前に、軽く一杯とお気に入りの小皿を楽しむ。そんなふうに一日をゆっくりと切り替える時間があってもいいかもしれません。

アペリティーボにぴったりなリキュールってなに?

食事の前に軽く一杯、というアペリティーボの時間。
そんなときに選びたいのが、「香り」や「苦味」などで食欲をやさしく刺激してくれるリキュールです。

近年、リキュールは国内外で再び注目を集めています。世界的なカクテル人気の高まりとともに、伝統的なハーブリキュールやクラフト系の果実リキュールが見直され、日本でも需要が広がりつつあります。

■リキュールとは?
リキュールとは、蒸溜酒(スピリッツ)をベースに、果実やハーブ、スパイス、ナッツなどで香りづけされたお酒のこと。味わいや香りのバリエーションが非常に豊かで、カクテルづくりに欠かせない存在です。種類はさまざまですが、フルーツの果汁や果皮を使用した華やかで甘酸っぱい味わいが特徴の「果実系リキュール」や、ハーブや香草、スパイスを使用し、ほろ苦く、複雑な風味が特徴の「薬草系リキュール」がアペリティーボにおすすめのリキュールといます。

ホテルバーで楽しむアペリティーボのひととき

ここからは、香り豊かなリキュールを主役にしたホテルバーでのアペリティーボを提案。バーテンダーが考案したオリジナルカクテルとフードペアリングを通じて、“食前の一杯”の楽しみ方を掘り下げます。

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