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バーをこよなく愛すバーファンのための WEB マガジン

2023.12.19 Tue

ウイスキー界のふたりのレジェンドが挑んだ
新たな伝説「LEGENT」日本上陸スペシャルインタビュー
ロックで味わえば柔らかさの中に甘酸のリズムが生まれ、味わいに物語を感じる。

静谷和典さん(BAR 新宿ウイスキーサロン/東京・新宿)

[PR]サントリー株式会社

サントリー株式会社より、2023年12月5日(火)に数量限定で新発売するウイスキー「LEGENT(リージェント)」。ビーム社のバーボンの原酒を、サントリーのチーフブレンダー・福輿伸二氏がブレンドを担当。ふたりのレジェンドが新たな領域に挑戦して誕生したバーボンである。
米国では2019年から販売が開始されているが、今回、いよいよ日本に初上陸を果たす。その味わいはいかに? BAR TIMESでは、「LEGENT」新発売記念企画として、3人のウイスキープロフェッショナルに「LEGENT」を体験してもらい、その魅力とカクテルの可能性を語ってもらう。


アメリカンウイスキー「LEGENT(リージェント)」


ふたりのレジェンドの挑戦
ジムビーム蒸溜所の7代目マスターディスティラー フレッド・ノウ氏と、サントリーの5代目チーフブレンダー福與伸二氏。ふたりのレジェンドによりケンタッキーの伝統と日本のブレンド技術が融合。

常識を超えた新しい製法
ビーム家に伝わるストレートバーボンに、ワイン樽とシェリー樽でそれぞれ後熟させた原酒をブレンド。バーボンらしい力強さにワイン樽由来の芳醇な香りと甘み、シェリー樽由来のスパイスのような香味が加わり、これまでにない複雑味を実現しています。

「LEGENT」ホームページ
https://www.suntory.co.jp/whisky/legent/


●容量 750ml ●アルコール度数 47%
●希望小売価格(税別) 6,600円

ストレートは柔和な印象。その奥に高貴なスパイス感とパプリカのようなベジタブル香、紅茶のようなタンニンを感じる。


ウイスキー文化研究所が主宰する資格認定制度の中の超難関「マスター・オブ・ウイスキー」を史上最年少で突破した静谷和典さん。彼が営むバーでは、多彩なウイスキーを軸に今や希少なジャパニーズウイスキーやウイスキーカクテルを提供。連夜、その味を求めるお客で大いに賑わっている。
ウイスキーのテイスターや蒸留所とのコラボレーションなどにも関わり、ウイスキーを知り尽くす静谷さんは、「LEGENT」をどう捉えるのか。
まずは香りの印象から訊いた。

「マイルドですね。その奥にピンクペッパーやサフラン、フェネグリークといった香り高いスパイスの香り、パプリカに代表されるようなベジタブル香を感じます。スワリングすると、バニラの香りが立ち上がります。種子の部分というよりは鞘(さや)でしょうか。バームクーヘンのような焦げ目のついた洋菓子のような印象もあります。バーボン特有の力強い香ばしさというよりは、アーモンドの皮のようなやさしい香ばしさです。3つの樽の熟成によるものなのか、あるいは日本人ブレンダー、福輿伸二さんのブレンドによるものなのかはわかりませんが、丸い柔らかさを感じます」

香りだけで多彩なフレーバーを感じ取り、豊かに表現する静谷さん。いざ、ストレートで味わってもらう。

「味わいもマイルドで柔和ですね。後半は弾けるような風味が広がります。実際に口にすると、ミックスベリーのようなニュアンスを感じますね。最初の飲み口はミルキーでスムースですが、後味はしっかりバーボン。ビター感としっかりしたタンニンがあり、紅茶のような風味も。ほどよく長い余韻がカクテルベースとしての可能性も感じさせます」

オンザロックで飲めば、甘酸を伴う味の盛り上がりとリズムが生まれる。舌全体になじんで浸透するような飲み心地。


続いて、「LEGENT」を味わうならどんな飲み方がよいのかを探るべく、加水、ハイボール、オンザロックを試してみる。なかでも、静谷さんが強く推薦する飲み方はオンザロックだ。その理由をこう語る。

「冷やしながらわずかに加水されることで、これまで感じていたビター感のなかにぶどうのような甘味と酸味が生まれました。舌全体をリンスして、浸透して、なじむようで広がりを感じます。どんどん酸味が変化して、味のリズムが生まれるとでもいうのでしょうか。飲んだ瞬間から盛り上がりのある“サビ”を感じて、その後のメロディが静かにフェイドアウトしていくよう。口に含んだ時から物語が始まります」

静谷さんからは「上品」「女性的」「マイルド」「気品」「しなやか」といったワードが次々に飛び出す。これまでバーボンにチャレンジして飲めなかった方、ワインも好きという方、力強いバーボンを飲む体力はないけどバーボンを味わってみたいという方にもお薦めしたいという発言も。
では、そのほかの飲み方はどうだろうか。

「加水をすると、度数も下がってより柔らかでフルーティーになりますね。瑞々しいベリーやシトラスの香りが出てきて、ストレートで感じた“紅茶”から“レモンティー”になったような印象です。ハイボールは、まるでハチミツを入れたような甘味を感じます。おしとやかで疲れずに飲める。ごくごく飲みたい1杯目にも合いますね。ワイン好きの方に受け入れられそうなベジタブル感があります。バーボンはとかくバーベキューや肉料理と合わせがちですが、違う料理とのペアリングをしてみてもおもしろそうです。総体的にバーボンと比べて上品で、パワフルさよりは気品と洗練された味わいを愉しむ印象です」

どんな飲み方でも気品を感じる「LEGENT」。ウイスキーサワーでは焼きマシュマロのような香りをプラス。


ストレート、加水、ハイボール、オンザロック。どんな飲み方で味わっても、共通しているのは丸みを帯びたマイルドさと気品のある味わい。その後には、紅茶のような上品なタンニンを感じる余韻が続く。

「さまざまな飲み方をしてみて、LEGENTはこれまで飲んできたバーボンとは違うジャンルだと感じます。余韻がほどよく長いことが、カクテルベースとしても存在感を放つ可能性を感じさせてくれます。さまざまな素材との掛け合わせも試したいところですが、今回は、ごくシンプルなレシピのウイスキーサワーに。LEGENTが繊細なため、ビターズはあえて使いません。泡立ったカクテルの表面を炙ることで、あたかも焼きマシュマロのような香ばしくも甘い香りが立ち上ります。お香を炊きながら、白檀や伽羅といった香木の香りと共に味わっていただくことで、さらに風味のおもしろみや味わいの変化が愉しめます」

『LEGENT Whisky Sour』by Kazunori Shizuya
〈材料〉
・リージェント(45ml)
・シンプルシロップ(10ml)
・レモンジュース(15ml)
・乾燥卵白 / メレンゲパウダー(小さじ2)
・炭酸水(適量)
・お香(天然素材)
〈つくり方〉
1)シェーカーに乾燥卵白と炭酸水を入れ、ハンドブレンダーで撹拌する。
2)リージェント、レモンジュース、シロップを加え、さらにハンドブレンダーで撹拌する。
3)シェーカーに氷を入れてシェイクし、ストレーナー、バーズネスト(茶こし)で濾しながらグラスに注ぐ。カクテルの表面をバーナーで炙る。
4)お香に火を付けてカクテルに添える。



静谷和典(しずや・かずのり)


新宿三丁目「BAR LIVET」「BAR 新宿ウイスキーサロン」オーナーバーテンダー。ウイスキーベースのカクテルの開発・普及も目指す。「CT Spirits Japan カクテルコンペティション2021」にてシングルモルトを使用した“ウイスクテイル”(ウイスキーをベースとしたカクテル)にてカクテル日本チャンピオンに輝く。ウイスキー文化研究所が主宰する知識、鑑定能力を問う資格認定制度の最難関「マスター・オブ・ウイスキー」を取得。「バーテンダーしずたにえん」として、TikTokやYouTube、 SNS でも幅広く活躍。総フォロワー数は68万人を誇る。現在はウイスキー専用グラスの咲グラスシリーズも展開中。


BAR 新宿ウイスキーサロン


東京都新宿区新宿3-12-1 佐藤ビル3F
Tel:03-3353-5888
ジャパニーズクラフトディスティラリーをテーマに、現在稼働中で熟成3年以上のボトルをリリースする国内全蒸留所のウイスキーを揃える。希少なジャパニーズウイスキーの飲み比べが可能。ウイスキーのカクテルを「Whisktail(ウイスクテイル)」と称し、特に力を入れている。モクテルや旬のフレッシュフルーツカクテルも評判。ゲストバーテンダーを迎えるなどイベントも積極的に開催。


インタビュー・文 沼由美子
ライター、編集者。醸造酒、蒸留酒を共に愛しており、バー巡りがライフワーク。著書に『オンナひとり、ときどきふたり飲み』(交通新聞社)。取材・執筆に『読本 本格焼酎。』、編集に『神林先生の浅草案内(未完)』(ともにプレジデント社)などがある

 

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