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バーをこよなく愛すバーファンのための WEB マガジン

2022.12.16 Fri

ニダール・ラミニ氏(ブラウンフォーマン社アドボカシーディレクター)が初来日日本を代表するバーテンダーとの
トークセッションを開催

Brown Forman Beverages Japan

ブラウンフォーマン社ブランドアドボカシーディレクター、ニダール・ラミニ氏が初来日。都内のバーを訪れ、欧米と日本のバーやカクテル文化の違いなどについて、お二人のバーテンダーとトークセッションを行いました。バーテンダー両氏からは、スーパープレミアムバーボン ウッドフォードリザーブを使ったオリジナルオールドファッションドが披露されました。


トークセッション レポート「Bar Vie Lembranca」
1軒目に訪れたのは、「Bar Vie Lembranca」(東京・南青山)の秋谷修二(あきや・しゅうじ)さんです。

ラミニ氏から秋谷さんへ日本のバーシーンのトレンドについて質問がありました。コロナ禍を経て現在のトレンドとなったモクテルなどのノンアルコールカクテルについて言及し、「様々な年齢層の方にカクテルに触れてもらえたきっかけになりました。自分たちの可能性を自分達で広げられたというのは良い流れだと思います」と述べました。バーテンダーとしての想いについては、「日本茶や焼酎、日本酒といった日本特有のものをもっと世界の人たちに知っていただきたい」と語りました。
また、常連のお客様と初めてのお客様とでは接客にどういった違いを付けるのか問われると、秋谷さんは「初めてのお客様にはカルテのような形で、自分の好きなものを自分の中で楽しんでもらうことを意識しています。一方で常連のお客様に対しては、特別感の中に『帰ってきた』と感じてもらえるよう なアットホームな感覚を持ってもらえるように意識しています」と明かしてくれました。さらに、カクテルを作るときに常に意識していることについて、「ゲストの顔をイメージしています。そうすると、味わいが着地できるんです」と話しました。ラミニ氏はゲストの体験についてよく考えられている秋谷 さんに感激した様子で、自身の見解についても述べました。「お客様という言葉には、カスタマー、コンシューマー、ゲストという言い方があります。この中でもゲストという言葉が特別な言い方だと思っていて、ゲストをおもてなししている姿勢は素晴らしいと感じました」と語りました。

『Open Fashioned Story』

  • ウッドフォードリザーブ 43ml
  • 自家製セサミビターズ 適量
  • 自家製セサミシロップ 7ml
  • 自家製ゴマブレンド ほうじ茶 10ml
  • 自家製セサミソーダ 10ml
  • 角砂糖 1個
  • 自家製ゴマ餡 最中
  • セサミバー

ペーパーに角砂糖をのせ、セサミビターズを染み込ませる。他材料を加え、角砂糖と共に空気感とやさしさを加えるためにマドラーでステアし、適温に冷やす。グラスへ注ぐ。ガーニッシュを添える。



〈トークセッション レポート「Bar Liquid Ruby」〉
2軒目に訪れたのは、「Bar Liquid Ruby」(東京・西新宿)の向山直孝(むかいやま・なおた か)さんです。

ラミニ氏から「新宿の混雑した通りから上がると、隠されたバーボン天国のようにこのバーがありました。どのような体験ができるか楽しみです」と、アメリカ禁酒法時代を彷彿とさせるような日本特有のバーの立地について興奮した様子で向山さんと挨拶を交わしました。ラミニ氏から日本のカクテル文化の変遷について聞かれると、向山さんは「ここ10年くらいで目立つのが海外の新しいカクテルのトレンドを、バーテンダーがアンテナを張って取り入れるようになったことが大きな変化です。またサステナブルに特化したカクテルを作る人も増えた印象です」と話しました。ラミニ氏は、「サステナビリティというのは国際的にも関心が高いですし、0 waste(ゼロウェイス ト)、つまり廃棄物を無くすということを皆さん意識していると思います。しかし、そもそも日本は細部までこだわる文化であるためあまりゴミが出ない文化だと僕は思っていました」と続けました。 続いて、ラミニ氏から向山さんへブラウンフォーマン社に求めることについて質問がありました。向山さんは、「ウッドフォードリザーブを用いたイベントや勉強会、最新情報の提供を求めています」と伝えました。 ラミニ氏は「コミュニティを活性化させることの重要性を認識しています。フォーラムや教育セミナー を開いていきたいと思っています。また、ブランドとしての成長だけでなく、アメリカのウイスキーを はじめとした業界全体をサポートしていきたいと思っているので、そういった啓蒙活動や交流も同時に行っていきたいです」と話しました。

『ローカル・ファッションド』

  • ウッドフォードリザーブ(グリルドオニオン インフューズ) 30ml
  • とうもろこし茶 10ml
  • 自家製椎茸シロップ 6ml
  • 自家製ほうじ茶&チョコレートビターズ10ダッシュ

全ての材料をミキシンググラスに入れ、氷を入れてステアする。混ぜ終えたらグラスに注ぐ。 塩とメイプルシロップを付け加えたマシュマロを炙り(バーボン特有のチャーをイメージ)、 飾る。


ブラウンフォーマン
ブラウン・フォーマン社は、1870 年に、ジョージ ・ガーヴィン ・ブラウン 氏によってアメリカ・ケンタッキー州に創立された、アメリカ発祥のスピリッツ・ワイン会社の中で最も歴史のある企業の一つです。 主力ブランドは、アメリカンウイスキー世界トップクラスのシェアを誇る 「ジャックダニエル」や、「ウッドフォードリザーブ」などのアメリカンウイスキーをはじめ、「ベンリアック」「グレンドロナック」などのスコッチウィスキー、リキュール、ウオッカなどを取り扱い、現在、25以上のブランドを世界160カ国以上で販売しています。


ウッドフォードリザーブ
Drinks International ブランドレポート 2021 にて、世界のトップバーテンダーが選ぶカクテルベースウィスキーランキング No.1 に選ばれたウッド フォードリザーブ。オールドファッションドのベースに使われるバーボンとしては、 4 年連続で 1 位に挙げられています。 アメリカ・ケンタッキー州最古の蒸溜所の一つであるウッドフォードリザ ーブ蒸溜所で、伝統の製法を守り続けるマスターディスティラーがつくり出す、スモールバッチ(少量生産)のスーパープレミアムバーボンは、毎年アメリカで開催される「ケンタッキーダービー」の公式バーボンにも認定されています。


ニダール ラミニ(ブランドアドボカシーディレクター)


プレミアムオントレードで20年以上の経験を持つ業界の第一人者。ラミニ氏は本トークセッション開催にあたっての想いを語りました。「アドボカシーというディビジョ ンは、ブラウンフォーマンというブランドを推奨してくれる仲間を増やしていくことをミッションとしていま す。広告やプロモーションといった方法で、企業からの一方的なメッセージを伝えていくのではなく、 お客様と会話を通じて今の課題や何をやりたいかを一緒に考えていきたいと思っています。日本で活躍されているバーテン ダーのお店を訪問し、日本と世界のバー文化の違いやウッドフォードリザーブに対してのイメージを語り合う中で、ブラウンフォーマンがどのようなアクションを取れば日本のバー業界を応援できるかを考えたい と思っています」

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