BAR TIMES

2019.02.28 Thu

スーパープロセッコ「カルティッツェ」の魅力と
Riva dei Frati

週刊ホテルレストラン【酒のSP】


急こう配で栽培・収穫されたDOCGの繊細な質感


5億5000万本に及ぼうかという生産量のプロセッコは、世界で最も愛されているスパークリングワインだ。北イタリアのヴェネト州とフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州にまたがり、その親しみやすさを世界に発信するいわば“エントリーモデル”であり、日常を彩る存在が主に平地で生産されるプロセッコDOCだ。食前から食中に、またカクテルにと用途の広さも魅力だ。
一方、コネリアーノからヴァルドッビアデネへ続く丘陵地で造られるプロセッコは、DOCGとして認定されるクラフトスプマンテ。その急こう配で栽培・収穫されたプロセッコからは、より繊細な質感と複雑みのある風味が楽しめる。


すっきりとした酸が特徴のRiva dei Frati


Riva dei Fratiはヴァルドッビアデネに拠点を置くワインメーカー。1993年に創業、ワイナリーはトレヴィーゾにあり、約1200㎡の敷地に一次発酵用と二次発酵用で合わせて200㎘のタンクがあり、伝統的な方法と革新的な技術を織り交ぜたワイン造りを行なっている。
このワイナリーの特徴はすっきりとした酸だ。残糖量の少ないブルットはもちろん、エクストラドライや、現代ではもはや甘口と捉えられるドライタイプも、この地域ならではのすがすがしい風味は豊かなまま、飲み口は引き締まっている。

この産地でわずか106.8haを100以上のワイナリーや農家が所有しているプロセッコDOCGの最上級エリアで、伝統的にドライタイプの生産が多いカルティッツェ(Cartizze)にもその特徴が表れている。豊かな風味と残糖20g(1ℓあたり)の甘みがある一方で、フレッシュな酸が気持ちをより高めてくれるのが特徴的だ。プロセッコ(グレーラ種)特有の柑橘と洋ナシやアプリコットなどのアロマにミネラル感、高原の朝を思わせる水分を含んだ葉と花の香りなどの複雑さに、アーモンドのほのかな香りが後味を楽しませる。

年間の総生産量30~50万本のうち、DOCGの生産量はドライ、エクストラドライ、ブルットを合わせて6万本。カルティッツェは5000本の限定生産となっている。イタリア国内ではカルティッツェが30ユーロ程度、ほかのDOCGは11~20ユーロで小売りされている。日本市場におけるパートナーを募集している。

https://www.rivadeifrati.it


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週刊ホテルレストラン2019年2月2日号より転載

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