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NEW2026.02.18 Wed

日本初進出のSoho House Tokyo、そのBarに立つということ。世界中のクリエイターが集う
「Soho House」が、東京に誕生

世界中のクリエイターが集い、交流し、刺激を与え合う会員制コミュニティ「Soho House」。ロンドンで生まれたこのメンバーシップクラブは、現在、世界50拠点へと広がり、2026年春、日本初となる拠点を東京に構える。Soho Houseは、いわゆるラグジュアリークラブとは少し立ち位置が異なる。ビジネスエリートが集う排他的な空間ではなく、軸にあるのはあくまで“クリエイティブ”。アート、ファッション、デザイン、音楽、映画――表現する人、そしてそれを支える人たちが、肩書きや国籍を越えてフラットにつながるための居場所である。

Soho House 日本語公式サイト:https://www.sohohouse.com/

最初の拠点は、ロンドン・ソーホー地区の小さなタウンハウスだった。シアター街で働くパフォーマーやクリエイターたちが、公演後に集い、遅い時間まで語り合える場所を求めたことが、その始まりである。「飲食」を起点に人が集い、関係が生まれ、文化が育っていく。その思想は、創設当初から変わることなく受け継がれてきた。
そこからコミュニティはゆっくりと、しかし確実に広がり、ニューヨーク、バルセロナ、香港、イスタンブールなど、世界各地へと展開。現在ではホテル、レストラン、スパ、ワークスペースを備えた複合型の会員制クラブとして進化し、世界約23万人のメンバーを擁している。

Soho Houseが大切にしているのは、「誰が来るか」ではなく「どんな思想を共有しているか」。会員制度はステータスではなく、創造性を育むコミュニティの一員であることに価値を置く。だからこそ、施設設計やサービスは常に、会員同士の自然なつながりが生まれることを前提に構想されてきた。

そして2026年春、日本初の拠点となる「Soho House Tokyo」が誕生する。CEOのアンドリュー・カーニーは、東京を「クリエイティブでエネルギーに溢れ、文化的な深みのある都市」と語る。ローカルとグローバル、伝統と革新。多層的な文化が共存するこの街は、Soho Houseの思想を体現するにふさわしい場所だ。
Soho House Tokyoは、東京の空気を取り込みながら、世界中のハウスとつながる新たなハブとなる。

Soho HouseのBarが提供する価値

Soho Houseにおいて、Barは単なる飲食空間ではない。それは、コミュニティの鼓動が最もはっきりと感じられる場所である。人が自然と集まり、会話が生まれ、関係が深まっていく。偶然隣り合った席から、新しいアイデアやコラボレーションが芽吹くこともある。Barは、創造性が“かたちになる前の段階”を受け止める場所でもある。

その設計思想は、イギリスのパブ文化にも通じている。日常の延長として立ち寄り、肩書きを外し、言葉を交わす。肩肘張ったラグジュアリーではなく、Home away from home——「第二のわが家」のようにくつろぎながら、少しだけ世界が広がる場所だ。

レギュラーメニューは一年を通して大きく変わらない。それは、いつ訪れても変わらない安心感を大切にしているからだ。一方で、イベントや集いの内容によって空間の表情は柔軟に変化する。その場、その瞬間に最もふさわしい体験を整えていく。新しさを追い続けるのではなく、「心地よさ」を更新し続けること。そこに、Soho HouseのBarらしさがある。
東京という都市の文脈もまた、このBarに新たな奥行きを与える。高度なクラフトマンシップと、最先端のカルチャーが共存する街。その繊細さとエネルギーが、世界基準の思想と交わることで、ここにしかないBarの空気が生まれていく。

Soho House TokyoのBarは、完成された舞台ではない。人が集い、時間が重なり、記憶が蓄積されることで、少しずつ“この街のBar”になっていく。その過程そのものが、価値なのである。

このBarの内側に立つということ

Soho House TokyoのBarは、すでに完成された答えを持つ場所ではない。東京という街の空気、人の流れ、交わされる会話の質によって、これから少しずつ輪郭を帯びていく空間だ。だからこそ、このBarの内側に立つ存在に求められるのは、型にはまった役割ではない。華やかなパフォーマンスや、個人の名前が前に出るスター性でもない。大切なのは、日常の安心感と、非日常の高揚感。その両方を、さりげなく、しかし確かに差し出せることだ。

ここで言うクリエイティビティとは、新しいレシピを生み出すことだけを指さない。「今、この空間で、どんな体験が心地よいのか」。その問いを持ち続け、目の前の時間に応答していく姿勢そのものを意味している。
カウンター越しに交わされるのは、創造的な議論ばかりではない。今日あった出来事、明日の予定、何気ない雑談。ソーシャブルで、フレンドリーであること。そこに立つ人の在り方が、そのままBarの空気をつくっていく。

世界50拠点で共有される思想がありながらも、同じBarはひとつとして存在しない。それぞれの都市の文化と交わりながら、時間をかけて育っていく。東京もまた、その過程の只中にある。日本にいながら、ロンドンのバー文化の本質に触れられる場所は、決して多くない。新しい文化が立ち上がる、その最初の時間に立ち会うこと。空間が少しずつこの街の風景になっていく過程を、内側から支えること。

もし、このBarの思想や空気に強く惹かれるなら、
いま、その入口は静かに開かれている。
Soho House TokyoのBarは、「ここから、どこへ行くのか」と問い続ける人にとって、ひとつの出発点になり得る場所である。

Soho House Tokyoでは、日本初出店となるBarの立ち上げにあたり、オープニングメンバーを募集しています。
この空間や思想に共感された方は、ぜひ詳細をご覧ください。


公式求人ページ:Soho House Job Search
日本語での募集情報:グルメキャリー

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