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特別な時間に寄り添う『グレンフィディック』の飲み方提案『グレンフィディック』を
お茶と合わせて心に刺さる1杯を生む
石垣 忍さん(東京・渋谷/Bar 石の華)[PR]DIAGEO Japan株式会社

ミネラル豊富な名水、厳選された大麦、そして、スコットランド・ハイランド地域の新鮮な空気と小型蒸溜釜で造られるシングルモルト「グレンフィディック」。味わいの秀逸さは、イギリスで開催される国際的なスピリッツの品評会「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)」などで、シングルモルトとして最多の受賞記録を誇ることでも表される。
“シングルモルトのパイオニア”と謳われるのは、世界で初めてシングルモルトとして本格的に輸出されたウイスキーであり、確固たる地位を築いてきたからだ。
今回は、4人のバーテンダーに『グレンフィディック12年』『グレンフィディック15年』のより深い味わい方を提案してもらう。
1人目は、「Bar 石の華」の石垣 忍さんだ。奥深い魅力を掘り下げた『グレンフィディック』は、「自分と向き合う時間」「少人数で愉しむ上質なシーン」にふさわしいウイスキーになる。
石垣 忍さんは、「Bar 石の華」開店の2003年以来、毎月、新作カクテルを創作。最近は「既知の材料を使って、いかに新しい表情を引き出すか」というカクテルの“原点回帰”をテーマとしている。
世界でもっとも知られているシングルモルトのひとつ、『グレンフィディック』。フルーティーで華やかな香りや甘くスムースな口当たりで、初めてのシングルモルトとして選ばれることも多いウイスキーでもある。
だが、東京・渋谷「Bar 石の華」のオーナーバーテンダー、石垣忍さんはその存在感をこう語る。
「グレンフィディックは、ウイスキーの座標軸をつくるとしたら、そのど真ん中にいるブランド。これからウイスキーを飲み始めたい人にとってエントリーの位置にいながらも、決してその魅力は入り口だけにとどまりません。奥深く、懐も深いブランドです」
“ど真ん中”という言葉は、無難という意味ではない。香り、味わい、余韻といったすべてが調和しているからこそ、バーテンダーの提供の仕方次第で、新しい表情を引き出せるというものだ。
「とりあえずハイボール、の注文に対して単に提供するだけでは、たとえば『グレンフィディック12年』に宿る青リンゴや洋梨のようなフルーティーな香りは意識されません。説明を添えるだけでもお客様の意識は変わりますし、奇をてらわずとも違う飲み方を提案することで心から感動する、心に刺さる1杯になりうるのです。それが『グレンフィディック』のおもしろさです」
さっそく、石垣さんの提案を訊いていこう。
『グレンフィディック12年』といえば、爽やかな果実香と軽快な飲み口で、ハイボールによく合うウイスキーとしても親しまれている。でも、石垣忍さんは、そこからあえて距離をとる。
「ハイボールばかりでは、どうしても飲み疲れてしまうことがあります。もっと自然に味わいがなじみ、楽に飲めるスタイルを追求しました。」
『グレンフィディック12年』にほうじ茶を漬け込み、水で割る。炭酸の刺激を伴うハイボールに対して、石垣さんはこれを「Lowball」と呼ぶ。香ばしさとモルトの甘みが溶け合い、まろやかな味わいがゆっくり広がっていく。アルコール度数を自分好みに調整できる余白もある。
目指したのは、華やかさではなく“寄り添う味”。瞬間的な爽快感ではなく、自分のペースで飲み続けられる味わいだ。
『グレンフィディック12年』のトップノートにある洋梨や青リンゴを思わせるフルーティーさと親和性のある素材として、まずグリーンティーを合わせてみた。さまざまな茶葉を試し、行き着いたのがほうじ茶だった。
「気軽な“お茶割り”ではなく、燻した香りを活かす副材料としてのお茶です。ほうじ茶は、日本人にとってなじみ深い味わいで、自然にもう一口を誘います。外国人にとっては新鮮で興味深いものに映るでしょう」
石垣さんが使うのは、香ばしさとほのかな甘みが特徴の“かりがねほうじ茶”。さっぱりとした味わいで、ウイスキーの個性を覆い隠さずに柔らかく包み込む。
「一口飲んで瞬発的に“おいしい”と言わせる、いわゆる“映える味”ではないかもしれません。でも、自然な奥行きのある味わいこそ、実は心に刺さるのではないでしょうか。また飲みたくなるような癒しの1杯は、自分へのご褒美に値すると思います」
『グレンフィディック12年』にほうじ茶をインフューズした『Japanese Roasted tea Lowball(ジャパニーズ ローステッドティー ローボール)』。「シングルモルトのフレーバーの高さを活かしつつ、ブレンデッドの飲み続けられる心地よさを落とし込めないかと考えました」と、石垣さん。
- Japanese Roasted tea Lowball
- 〈材料〉
- ・『グレンフィディック12年』ほうじ茶インフューズ(※1)… 30ml
・水…75ml
(※1)『グレンフィディック12年』1本(700ml)に対しほうじ茶10~15gを、1~3日間ほど常温で漬ける。その後、茶葉は取り出す。 - 〈つくり方〉
- グラスに『グレンフィディック12年』ほうじ茶インフューズを注ぎ、氷(分量外)を入れてステアする。水を加えてステアする。
〈より簡単な自宅でのつくり方〉
市販の抽出されたほうじ茶、あるいは濃い目に入れたほうじ茶で割る。
石垣さんによる『Japanese Roasted tea Lowball(ジャパニーズ ローステッドティー ローボール)』のメイキング動画はこちらからご覧いただけます。
「グレンフィディック15年もストレートやロックだけでなく、カクテルに昇華したり、時にはスイーツと合わせて提供してみることで、新鮮な魅力を引き出せます」
『グレンフィディック15年』は、蜂蜜やレーズン、洋梨を思わせる甘く芳醇なアロマ。そこにシナモンやバニラといったほのかなスパイスが折り重なり、リッチで滑らかな余韻が続く。
石垣さんが提案するのは、じっくり味わえるオールドファッションのツイスト。アールグレイティーを漬け込んだ『グレンフィディック15年』に甘みを重ねる、シンプルなレシピだ。装飾もない。グラスの中は極めて端正である。
しかし、ひと口含んだ瞬間、圧倒的な芳香で満たされ、『グレンフィディック15年』の持つフレーバーと溶け合い、驚くほど豊かな味わいが広がる。
「何と合わせようか、かなり熟考しました。紅茶が合うという直感はありましたが、セイロンティーやアッサムティーも試し、アールグレイもいくつもの種類を比べて、これだ、と思えるものに絞り込みました。感動を呼ぶ1杯を生むにはそれだけの検証が必要です」
石垣さんが選び抜いたアールグレイは、『グレンフィディック15年』の持ち味を損なわず、むしろその魅力を拡張する。甘さを強めすぎることなく、スパイス感を過度に主張させることもない。
「上質なシーンに寄り添える一杯が生まれたと思います。みんなが知っている素材を使って、いかに自然に、いかに新しい表情を引き出すかが私の仕事です」
自分へのご褒美として過ごす夜。限られた人と共有する特別な時間。そんなシーンにぴったりの『グレンフィディック』の新たな魅力に触れられた。
『グレンフィディック15年』にアールグレイティーを合わせた『Earl Grey Tea Old Fashioned(アールグレイティー オールドファッションド)』。すべての素材が相乗し合い、うっとりするようなアロマに満たされる。
- Earl Grey Tea Old Fashioned
- 〈材料〉
- ・『グレンフィディック15年』アールグレイティーインフューズ(※1)… 45〜60ml
・オレンジビターズ…1dash
・和三盆シロップ…1tsp
(※1)『グレンフィディック15年』1本(700ml)に対しアールグレイの茶葉10~15gを、1~3日間ほど常温で漬ける。その後、茶葉は取り出す。 - 〈つくり方〉
- ロックグラスに『グレンフィディック15年』アールグレイティーインフューズを注ぎ、氷(分量外)を入れてステアする。水を加えてステアする。
〈より簡単な自宅でのつくり方〉
アールグレイティーを濃い目に淹れ、1:1もしくは1:2で割る。きちんと甘みを加えることで、コクと旨味が生まれる。
石垣さんによる『Earl Grey Tea Old Fashioned(アールグレイティー オールドファッションド)』のメイキング動画はこちらからご覧いただけます。
石垣 忍(いしがき しのぶ)
1973年、東京生まれ。老舗のすき焼き店、渋谷「松木家」併設のバーに勤めていた2002年、日本バーテンダー協会(NBA)主催「第29回全国バーテンダー技能競技大会」で総合優勝。2003年に「Bar 石の華」を開く。2005年、イタリア・トリノで開催された国際バーテンダー協会(IBA)公認の世界大会に日本代表として出場し、シニア部門で優勝。世界一となり、「第40回 BACARDI MARTINI GRANPRIX 2005」にて大会史上初、東洋人として優勝を飾る。国際的な美術展等でのイメージカクテルの考案、漫画『まどろみバーメイド』(芳文社)の監修、YouTubeでのカクテルメイキングの発信など多方面で活躍。自身の店の開店以来、毎月、季節の素材を用いた新作カクテルを創り続けている。
▼Bar 石の華
■住所:東京都渋谷区渋谷3-6-2 第2矢木ビル B1F
■Tel:03-5485-8405
■HP:https://ishinohana.com/
インタビュー・文 沼 由美子
ライター、編集者。醸造酒、蒸留酒を共に愛しており、バー巡りがライフワーク。著書に『オンナひとり、ときどきふたり飲み』(交通新聞社)。取材・執筆に『EST! カクテルブック』『読本 本格焼酎。』『江戸呑み 江戸の“つまみ”と晩酌のお楽しみ』、編集に『神林先生の浅草案内(未完)』(ともにプレジデント社)などがある。
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