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日本初進出となる「Soho House Tokyo 」がバーテンダーを募集世界中のクリエイターが集う場所
2026年春、東京に生まれる
Soho House Tokyo世界中のクリエイターが集い、交流し、刺激を与え合う会員制コミュニティ「Soho House」。ロンドンで生まれたこのメンバーシップクラブは、現在、世界各地に拠点を広げ、2026年春、日本初となる拠点を東京に構える。Soho Houseは、いわゆるラグジュアリークラブとは少し立ち位置が異なる。ビジネスエリートが集う排他的な空間ではなく、軸にあるのはあくまで“クリエイティブ”。アート、ファッション、デザイン、音楽、映画——表現する人、そしてそれを支える人たちが、肩書きや国籍を越えてフラットにつながるための居場所だ。「単なる会員制クラブではなく、クリエイティブなコミュニティであること」。その思想は、創設当初から一貫して貫かれてきた。
ロンドンのシアター街で働くパフォーマーやクリエイターたちが、公演後に集い、遅い時間まで語り合える場所を求めたこと。Soho Houseの原点は、「飲食」を起点に人が集い、関係が生まれ、文化が育っていくことにあった。その思想は、東京という街とも自然に重なっていく。多様なカルチャーが混ざり合い、独自の感性とクラフトマンシップが息づく都市・東京。Soho House Tokyoは、その空気を取り込みながら、世界中のハウスとつながる新たなハブとしての役割を担う。そして、その中心に位置するのが「バー」だ。Soho Houseにおいてバーは、単なる飲食空間ではない。会話が生まれ、関係が育ち、インスピレーションが交差する、クラブの心臓部とも言える存在である。
Soho House Tokyoのバーは、ひとつの用途に限定された空間ではない。イベントスペースやプールサイドと連動し、多目的かつ柔軟に使われる。目指すのは、Home away from home。「第二のわが家」のように、自然体で過ごせる場所だ。その感覚は、イギリスのパブ文化にも通じる。人が集い、コミュニティが育ち、日常の延長として存在する場所。そこに、日本ならではのクラフトマンシップや繊細な感性が重ねられていく。だからこそ、ここでバーテンダーに求められるのは、型にはまった役割ではない。華やかなパフォーマンスや、個人の名前が前に出るスター性でもない。大切なのは、日常の安心感と、非日常の高揚感。その両方を、さりげなく提供できることだ。
レギュラーメニューは一年を通して大きく変わらない。いつ訪れても、好きな一杯を、同じクオリティで楽しめる。それは、トラディショナルな英国のバー文化に根ざした考え方でもある。一方で、イベントや時間帯によって、空間の表情は変わる。テーマに合わせたカクテル、ゲストに寄り添ったサービス。その場ごとに最適解を導き出す柔軟さと感性が求められる。ここで言うクリエイティビティとは、新しいレシピを生み出すことだけではない。「今、この空間で、どんな体験が心地よいのか」。それを考え、形にしていくことそのものだ。
カウンター越しに交わされるのは、クリエイティブな議論ばかりではない。今日あった出来事、明日の予定、何気ない雑談。ソーシャブルで、フレンドリーであること。バーテンダー自身の在り方が、そのままバーの空気をつくっていく。

Soho House Tokyoは、日本初進出となる。それは、完成された環境に入るのではなく、ゼロから立ち上がる現場に関わるということだ。オペレーションの構築、チームづくり、日々の改善。現場で起きる試行錯誤の一つひとつが、貴重な経験値になっていく。そして、その経験は東京だけにとどまらない。世界各地に拠点を持つグローバルブランドだからこそ、国内外のハウスとの連携や、将来的な海外勤務の可能性も現実的な選択肢として存在している。
Soho Houseで働くことは、「独立する」「コンペで結果を出す」といった、一般的な成功ルートとは少し異なる。だがその分、世界中のクリエイターが集う“情報と感性の交差点”に、バーテンダーとして身を置くことができる。メンバーとして集うのは、単に裕福な人々ではない。自らの領域で表現し、発信し続けている人たちだ。日常的に言葉を交わし、刺激を受け、価値観を更新していく。その環境そのものが、バーテンダーにとって大きな財産になる。しかも、Soho Houseはメンバーシップ制。ゲストは何度も足を運び、時間をかけて関係が育まれていく。一度きりではない、積み重ねのある接客が生まれる場所だ。

Soho House Tokyoは、すべてのバーテンダーにとっての正解ではない。この場所に集う人々や文化を想像し、素直にワクワクできる人に向いている。カクテルだけでなく、アート、ファッション、デザイン、音楽、映画といったカルチャー全体に興味を持ち、人との関わりそのものを楽しめる人。主軸となるのは、一定の現場経験を持つバーテンダーだが、同時に、「これからバーテンダーとして歩み始めたい」という人にとっても、確かなスタート地点になり得る。未経験であっても、バーバックとして現場に入り、バックバーや仕込み、ディスペンスのオペレーションを通じて、バーという空間がどのように成り立っているのかを学んでいくことができる。
ここで得られるのは、技術や肩書きだけではない。価値観が更新されていく感覚。世界との距離が縮まる実感。日本にいながら、ロンドンのバー文化の本質に触れられる場所は、決して多くない。日本初のSoho Houseで働くという経験は、ひとつの大きな財産になる。新しい文化が立ち上がる、その最初の瞬間に立ち会うこと。そして、その一部として関わること。「ここから、どこへ行くのか」。Soho House Tokyoのバーは、その問いを抱える人にとって、確かな出発点になる。
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