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NEW2026.02.3 Tue

『エライジャ・クレイグ』特集【後編】バーボンのパイオニアは語る——
『エライジャ・クレイグ』は王道にして
基準となるバーボンである。

松山 謙さん (Ken‘s bar 京橋店)

PR バカルディ ジャパン株式会社

日本屈指のバーボンバーを営む松山 謙さんは、限られた銘柄しか国内に流通していなかった頃から、多彩なバーボンの魅力を伝え続けてきたパイオニアである。バーボンの故郷、ケンタッキー州では、近年、バーボンの人気の高まりが続いている。1980年代後半から90年代の低迷期には、稼働中のバーボン蒸溜所は約10カ所にまで減少したが、現在は約100軒に達する。大小の蒸溜所が台頭し、クラフトからプレミアムラインまで多彩なバーボンが造られている今こそ、“バーボンの父”の名を冠する『エライジャ・クレイグ』に注目したい。バーボンの隆盛を見続けた松山さんが、『エライジャ・クレイグ』のゆるぎない存在感、ぶれない味わいを語る。

歴史を越えて支持される開拓時代の聖職者の名を付けたバーボン


バーボンに対する造詣が深く、日本におけるバーボンのパイオニア的な存在の松山 謙さん。

松山 謙さんが営む「Ken‘s bar」は、現在2店舗ある。新宿ゴールデン街に位置する新宿店は、限られたスペースながら、20年以上前からバーボンに特化してその深い魅力を伝え続けてきた。2016年に開店した京橋店は、ロングカウンターとゆったりしたテーブル席、ソファ席があり、まるで地階に広がる秘密基地のようだ。
松山さんがパイオニアといわれるゆえんは、棚という棚に並ぶバーボンの種類や数だけではない。人気に火が付く以前から、毎年、現地へ足を運んで蒸溜所を探訪し、生産者たちと血の通う交流を深めてきたことにある。

松山さんから見て、『エライジャ・クレイグ』はどんな存在なのだろうか。

「王道であり、基準となるバーボンです。突出した個性を誇示するタイプではありませんが、バーボンらしさの核心を安定して示してくれます。信頼して常に置いておきたい存在です。これからバーボンを飲みたい方にもおすすめできる1本です」

松山さんのバーには、毎夜、バーボン初心者からコアなファンまで、海外からもさまざまなお客がやって来る。「バーボンとは」を説明する際、『エライジャ・クレイグ』は欠かせない銘柄だという。

「『エライジャ・クレイグ』はケンタッキー開拓時代の聖職者の名前にちなんで名付けられました。バーボンの歴史において、その人物像もアメリカで長く飲まれ続けている銘柄としてもストーリー性がある。主要な国際的な酒類コンペティションで数々の受賞をしていることは、おいしさが世界的に認められている証です。名前の持つストーリーと実際の酒質の完成度が両立していて、伝説だけでなく“今飲んでも納得できる味わい”があるからこそ、現在まで支持され続けているのではないでしょうか」


毎年ケンタッキーに赴き蒸留所を訪問。生産者と直接対話を重ね、信頼関係を深めてきたという松山さん。写真は、2010年頃に撮ったヘヴンヒル蒸留所のエグゼクティブチェアマン マックス・シャピラ氏との一枚。

バニラや果実、コーンを感じる甘い風味。まさにバーボンの王道をいく味わい

あらためて、松山さんに『エライジャ・クレイグ』をテイスティングしてもらう。バーボンの味わいを形づくる大事な要素を、松山さんは次のように考えている。

「最も重要なのは、樽由来の甘味と原酒の骨格のバランスです。焦がしたオークから生まれるバニラやキャラメルのニュアンスが、穀物の旨味を覆い隠さずに調和している点が魅力です。僕がこの歳までお酒を飲んでいられるのは、バーボンの樽の風味やコーンの甘味、バニラのニュアンスが自分の体に合っているからかな(笑)」

『エライジャ・クレイグ』を注いだグラスを傾けて粘度を感じ取り、口を軽く開きしながら香りを取り、続いて右、左と片鼻ずつ順に香りを感じる。そして、少量を口に含んで味わう。

「大麦麦芽が原料のスコッチとは違う、コーンを主体とした甘い風味が広がります。アメリカのホワイトオークの新樽を焦がした際に出るバニラ感や甘い果実のようなニュアンス、スパイシーさも感じられますね。アメリカは気候がダイナミックで寒暖の差が激しいので、短期間でいい熟成をするんですね。法律でいえば4年以上の熟成ならストレートバーボンを名乗れますが、『エライジャ・クレイグ』は、8年から12年熟成されたウイスキーを使っています。まさにプレミアムなバーボンであり、スタンダードなバーボンの王道の味をきちんと踏まえています」


『エライジャ・クレイグ スモールバッチ』は濃厚で力強く、甘美な味わいが特徴のプレミアムバーボン。「バーボンのスタンダードなアルコール度数が43%のところ、『エライジャ・クレイグ』は47%、熟成年数も長く、贅沢感があります」


アメリカでの限定販売ながら、バレルプルーフやシングルバレル、長期熟成のラインナップなど、コアなバーボンマニアも納得のアイテムを展開していることも魅力。

飲みごたえのあるハイボールでもロックでもオールマイティに愉しめる

普段、バーではお客様に『エライジャ・クレイグ』を「バーボンの教科書のような存在」と伝えているという松山さん。どんな飲み方をすすめられているのだろう。

「少し高い度数なので、ハイボールにしてもしっかり風味を感じられます。フロートにするのもいいですね。ロックはもちろん、お酒に強くない方ならそこに同量の水を加えるのもいいでしょう。もちろんストレートでも味わい深い。比較的柔らかな飲み口なので、ストレートで何種類か飲むならはじめの方に味わうことをおすすめします。本当にオールマイティです。飲み慣れていない方がバーボンの世界に踏み入る際、安心できる入口となる1本です。強さやクセよりも、まず“美味しさ”を素直に感じてもらえると思います」


『エライジャ・クレイグ』はハイボールでもロックでもオールマイティに愉しめる、まさに「バーボンの教科書のような存在」。

数多のバーボンを知る松山さんが、『エライジャ・クレイグ』がほかのバーボンと一線を画すのは「分かりやすさと奥行きを同時に備えている点」にあると表現する。

「初心者にも受け入れやすく、経験者が飲んでも物足りなさを感じない。この懐の深さが大きな強みだと思います。つまり、ひと言でいうと……信頼でき、語れるバーボンなのです」

▼プロフィール
松山 謙(まつやま けん)

1956年、東京生まれ。バーボン&ジャズバー「Kenʼs bar」京橋店/新宿店オーナーバーテンダー。28歳までミュージシャンとして活動し、バーテンダーの道へ。1991年独立開業。2005年、新宿ゴールデン街にバーボンに特化した「Ken’s bar 新宿店」を開店。以来、バーボン発祥の地・ケンタッキーを訪れ、各蒸溜所を巡って生産者との交流を深めてきた。2016年「Ken’s bar 京橋店」を開店。自らセレクトしたウイスキーをオリジナルブランドでボトリングしたシリーズ「Ken’s Choice」は、国内外の名だたる蒸溜所とタッグを組んでラインナップを展開している。

▼バー情報
Ken‘s bar 京橋店

日本有数のバーボン専門バー。圧倒的なコレクションを誇り、国内外からお客がやってくる。ロングカウンターの先には、ゆったりしたテーブル席を配置。本拠地、ケンタッキー州のバーのごとく、ジャズの生演奏が催されることもある。
■住所:東京都中央区八丁堀3-11-12 B1F
■アクセス:地下鉄日比谷線八丁堀駅徒歩4分
■営業時間:平日18時〜 (23時30分ラストオーダー)、土曜日18時〜 (22時30分ラストオーダー)
■定休日:日曜。不定休あり
■TEL:03-5542-0213


インタビュー・文 沼 由美子
ライター、編集者。醸造酒、蒸留酒を共に愛しており、バー巡りがライフワーク。著書に『オンナひとり、ときどきふたり飲み』(交通新聞社)。取材・執筆に『EST! カクテルブック』『読本 本格焼酎。』『江戸呑み 江戸の“つまみ”と晩酌のお楽しみ』、編集に『神林先生の浅草案内(未完)』(ともにプレジデント社)などがある。

『エライジャ・クレイグ』特集 前編を読む。

『エライジャ・クレイグ』ブランドページ。

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