
NEW2026.02.7 Sat
「ダフタウンの野獣」と称されるスペイサイドのシングルモルト『MORTLACH』2.81回の精緻な蒸溜が生み出す
『モートラック』の圧倒的な
力強さと深い味わい
[PR]DIAGEO Japan株式会社豊かな麦畑と澄んだ水に恵まれたスペイサイドの中心地、ダフタウン。この地で最初に合法的な蒸溜所として誕生したのが、1823年創業の『MORTLACH(モートラック)』です。200年以上続く歴史の中で、『モートラック』は華やかさよりも “酒質そのものの厚み” を磨き続けてきた稀有な存在として知られています。一般的にスペイサイドのモルトは軽やかでフルーティーなイメージがありますが、『モートラック』はそのどれとも異なる性格を持っています。そこには、蒸溜所が独自に積み上げてきた製法へのこだわりと、味わいを形づくるための“意図的な選択”がはっきりと刻まれています。

『モートラック』を語るうえで欠かせないのが、蒸溜所独自の蒸溜方式である「2.81回蒸溜」です。一説のような言い回しではなく、実際に平均値として算出された現実の数字。その背景には、極めて複雑に組み合わされた蒸溜工程があります。
蒸溜所には6基のポットスチルが置かれています。形も容量も異なるそれぞれのスチルが、同じ役割を持たないまま工程に加わり、ある液体は2回蒸溜で終わり、別の液体は3回目の蒸溜へと進み、そこから生まれた複数の原酒が丁寧に集められていきます。この仕組みを設計したのは、19世紀後半のアレキサンダー・コーウィー博士でした。博士が目指したのは、蒸溜回数を増やしてクリーンさを追求することではなく、むしろ“旨味の厚み”を逃がさないこと。煩雑で手間のかかる工程は、効率とは真逆の方向に向かっていますが、それでも採用されているのは、味わいに大きな影響があるからにほかなりません。この「2.81」という数字は、モートラック特有のウイスキーが持つ“重心の低さ” “味わいの層の深さ” を作り出すための象徴なのです。
『モートラック』は、ウイスキーライターのデーヴ・ブルーム氏によって「ダフタウンの野獣(The Beast of Dufftown)」 と呼ばれました。そう名付けられた理由は、味わいにあります。グラスを傾けると最初に現れるのは、香味の密度です。力強いボディが core(核)としてしっかりと感じられ、そのまわりに甘味やスパイス、樽由来のニュアンスが重層的に折り重なります。スペイサイドらしい軽快なフルーティーさとは対照的で、時間をかけてゆっくりと姿を変える奥行きは、まさに“野獣”のような存在感です。
この骨太のキャラクターを支えるもう一つの要素が、いまでは貴重になった「ワームタブ冷却」という伝統的な方式です。銅製の蛇管を水槽に沈め、ゆっくり冷却することで、蒸気から液体へと変わる際の旨味成分がしっかりと残り、結果として厚く力強い酒質が完成します。2.81回蒸溜とワームタブ冷却。『モートラック』の味わいは、この二つの積み重ねの上に成り立っています。

現在、日本で広く親しまれているコアレンジは 12年と16年。どちらも『モートラック』の酒質をしっかりと引き受けながら、熟成によって異なる個性をまとっています。12年では、原酒の太さや重心の深さが最も素直に伝わります。味わいは力強さだけでなく、加水によって表情が変わる繊細さも持ち合わせています。“2.81” の輪郭を感じ取りたい方には最適な一本です。16年では、熟成によって味わいに奥行きと統合感が生まれます。ヨーロピアンオーク樽によって、香味の複雑さがより立体的になり、深い余韻が長く続く印象です。同じ蒸溜方式から生まれながら、12年とはまったく違う世界観を届けてくれます。

商品名:モートラック 12年(MORTLACH 12 YEARS)
■熟成樽:アメリカンオーク樽(バーボン樽)とヨーロピアンオーク樽(シェリー樽)で熟成した原酒を活用。
■容量:700ml
■価格:9,500円(税抜)
■アルコール度数:43.4%
■テイスティングノート
【香り】芳醇で深い。サンダルウッドとオークの調和。軽いスパイス、焦がしたトフィーと赤いベリー。
【味わい】甘くスパイシー。ミディアムからフルボディーの口当たり。ブラウンシュガー、ダークチョコレート、チェリージャム、少しタバコ。モートラックの伝統的なミーティ(肉のような旨み)さ。
【余韻】なめらかでドライ、苦みのあるプラム。
商品名:モートラック 16年(MORTLACH 16 YEARS)
■熟成樽:ヨーロピアンオーク樽(シェリー樽)のみで熟成。
■容量:700ml
■価格:18,000円(税抜)
■アルコール度数:43.4%
■テイスティングノート
【香り】骨太で複雑。煮込んだ果実。土っぽさ、スパイス。
【味わい】力強くフルボディ。包み込むような口当たり。軽やか、皮革、スパイス、アプリコット、蜂蜜。甘く、香ばしい。ボリュームがあり、円熟の力強さ。
【余韻】長く複雑。最後は驚くほどの甘み。
『モートラック』は、派手さで魅せるタイプのウイスキーではありません。むしろその逆で、飲むほどに奥行きが現れる“静かな個性”を備えています。「2.81回蒸溜」という唯一無二の製法。「ワームタブ冷却」という古典的な手法。そして、蒸溜所が長い時間をかけて磨いてきた酒質の厚み。これらが一つにつながったとき、『モートラック』というウイスキーが持つ美学が立ち上がります。その美学は、バーのカウンターで語られるストーリーとしての価値を持ち、飲み手に“特別な体験”をもたらしてくれます。

BAR TIMES 後編では、『モートラック 12年』を、ウイスキーの王道であるハイボールでどう表現するのか。銀座・BAR HIGH FIVEの上野秀嗣さんが、日々カウンターに立ちながら積み重ねてきたハイボールへの考え方と向き合います。
「いかに手を加えず、いかにクリアに仕上げるか」。
シンプルだからこそ妥協できない氷や炭酸水の扱い、所作のひとつひとつに、上野さんがハイボールを“成立した一杯”として捉える姿勢が表れます。メイキングを通して、上野氏さん考えるハイボールの本質と、その一杯に込めたこだわりをお届けします。ぜひご覧ください。
後編「上野秀嗣さんがつくる『モートラック』ハイボール&オン・ザ・ロック」の記事はこちらからご覧いただけます。

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